こんにちは、音葉です。夏、といえば、ピアノコンクールがたくさん動き出す時期でもあります。
果たして、がんばってピアノコンクールに出て、何がいいの?何が得られるの?と思う方も中にはいらっしゃると思います。
コンクールに出るとなれば、参加費用や、ドレス代、交通費、追加レッスン代等たくさんお金も手間もかかります。
そこまでして、ピアノコンクールになぜ多くの方が出場するのでしょうか。
また、暗譜で弾く、という意味では、ピアノコンクールも発表会も同じですが、違いは何でしょうか?
この記事では、ピアノコンクールについて詳しくみていきます。

・ピアノコンクールに出る意味とは?
・得られるものとは?
・ピアノの発表会との違いは?
・ピアノの先生が思う、コンクールのメリットやデメリットとは?
ピアノコンクールで得られるもの
ピアノコンクールに出場する方は全員が、何か効果や利益を求めて参加しているのでしょうか?
幼稚園の小さな子どもから、ピアノコンクールには出場することができますが、意味を理解してもらうにはなかなか難しいこともあります。
賞をもらう
入賞をすると、賞状やトロフィーがもらえます。
そういったものをもらうと、だれでもがんばってよかったな、と思いますよね。
また、全国予選や本選がその先にずっとあるコンクールでは、それらのステージに進む権利がもらえます。
入賞者のコンサートに参加できる
コンクールで上位に入賞したり、優勝したりすると、入賞者のコンサートなども開かれます。
演奏する機会が増えるというのは、音楽を習う上で、1番嬉しいことですよね。
入賞できなかった場合
では、入賞が果たせなかった場合、コンクールに出た意味はなかったのか、と言われればそれは違います。
先ほどもお伝えした通り、人前で演奏する、その機会を与えられると、どんな音楽家も成長させてくれます。
何かにチャレンジするのも、とても勇気がいることです。
そして、誰でもコンクールで演奏できるわけでもありませんよね。
出場する子どもや大人の方も、それを客席から見守るお母さんやお父さんも、みんなその「経験」を得ることができます。
経験を通り越したその先の未来
音楽家は、たくさん経験すればするほど、成長ができます。
1度の本番は100回の練習と同じくらいの価値があるのです。
大勢の観客の方に拍手をたくさんしてもらえた、今度こそ入賞を狙いたい、もっと素敵な演奏ができるように、レッスンに励みたい、など、いろいろな目標がでてきます。
もしかすると、同じコンクールに出ていた他の子どもと友達になるかもしれません。
何かに挑戦するということは、何か同時に成長できるということなのです。

ピアノの発表会とコンクールの違いは?
ピアノコンクールで得られるものについてお話ししてきましたが、これらのいくつかは発表会でも得ることができます。
例えば、経験やチャレンジする力、新しい友達作りなどは、発表会でも可能です。
コンクールにしかないもの、それはやはり勝ち負けです。
音楽には、独自性があり、同じ曲でも一人として全く同じ演奏はありません。
それでも、コンクールでは、順位がついてしまうのです。


ピアノコンクールに対する意見
ここでは、ピアノの先生たちが思う、ピアノコンクールに対する意見を紹介していきたいと思います。
ピアノ教室.netから引用 https://www.piano-k.net/article/kikaku_1312_anketo_03_piano_contest.html
ピアノコンクールについて大いに賛成である意見が10%
どちらかというと賛成である意見が67%
どちらかというと反対である意見が21%
まったく反対である意見が1%
という結果でした。
大まかに分けても、賛成意見が全体の80%ほどを占めています。
賛成の理由
・生徒のモチベーションが上がって、練習が熱心になる
・生徒自身が自ら目標をもつことができる
・生徒が他者から評価を受けることができる
・他者の演奏に触れて成長する良い機会
・通常のレッスンだけより、生徒の意識や技術が向上する
・同年齢の子どもたちのレベルを、親子で共有できる
・生徒の集中力がつく
・生徒の人間性が成長するなど、総合的教育効果が高い。
・生徒の楽曲への理解が深まる
・生徒が自信をもつようになる
・上手くなるために必要
・指導者のスキルが高まる
・受賞すると生徒の励みになる
反対に、全体の20%ほども占める反対派の方からは、
反対の理由
・音楽は競い合うものではない
・生徒のレベルが昔よりも低く、ピアノコンクールに参加する状況にない
・小さなレパートリーに多くの時間を使い、基礎的な練習が疎かにになってしまう。従って長期的にはメリットを感じられない
・小さい時からコンクール上位を目指したレッスンだと、音楽の本質や楽しむことが見失われる
・参加者や親がコンクールの結果に左右され過ぎる
・コンクールへ時間を使うくらいなら、もっと他のことを勉強させたい
・参加者への評価は、その時の審査員などに左右されるため、絶対評価が難しい
確かに、ピアノコンクールに精いっぱいになってしまうと、なかなか教本や練習曲が進められずに、気がつけば学年だけがあがっていってしまうということにもなりかねませんよね。
ピアノコンクールでは、ほとんどがピアノを習っている歴ではなく、学年によって課題曲が決められているため、もしそのレベルにいなかったり、少しレベルが高すぎるなと思う場合もあるでしょう。
中にはこんな意見もありました。
学生以下のコンクールの常勝者がその後も伸びていくか?と訊かれたら、「あれ?あの子どうしたのかしら?」ということのほうが圧倒的に多いのが現実です。賞を得るための練習をするよりも、生徒自身が将来的に伸びていけるレッスンをすることのほうが、私個人は有意義だと考えています。
希望する生徒には、各家庭の方針に従って参加させることもありますが、コンクールで上位に入ることを目的とした演奏、レッスンになり、音楽の本質や楽しむことが小さいうちから見失われると、長く続けることが難しくなるため
また、コンクールに小さいうちからたくさん参加していた人ほど、大人になってから、楽しく演奏活動ができていないことが多いのを身の回りで感じるため。
確かに、コンクールは、審査員の相性や演奏順の運なども関係してきます。
コンクールで賞を取るためのレッスンよりは、将来ずっと長く楽しめるようなレッスンの方がいいのかもしれませんね。


まとめ
今回は、ピアノコンクールのメリットやデメリット、実際のピアノの先生の意見についてみていきました。
ピアノコンクールに出場するかしないか、それは人それぞれです。
絶対出場しないと、成長できないわけでもありません。また、出場していないとピアニストになれない訳でもありません。
自分がピアノを1番楽しみ続けられる方法、ぜひ探してみてくださいね。
今回のおさらいです。
2ピアノのコンクールに出場することで、新たな友達や目標ができる
3メリットもたくさんあるが、デメリットもあるので、どちらも踏まえた上で、コンクールに出るかどうかを決断するのが大切!


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