こんにちは、音葉です。
みなさんには、 難易度に関わらず、人生でこれだけは弾きたい!というような曲はありますか?
私には、たくさんあります!それも、バッハからモーツァルトやベートーヴェン、ショパン、ラヴェル、とあっちこちの時代の曲が弾きたいので、何かの時代に絞って練習することはできません笑
その中でも、最近、弾きたい曲が増えたのですが、それが、ショパンのバラードです。
1年ほど前まで、私は、バラードを聞いても、同い年の友人が弾いているのを聞いても、ふーん、という感じでした。
一体、バラードの何がそんなに魅力的なんだろう、私は弾きたいとは思わないやー(ごめん、ショパン)と思っていましたが、
やっと数ヶ月前に、その良さがわかるようになりました。
わぁいい曲、と思ってしまえば、もう最後。
バラード4曲は、私のアラームになり、毎日最低一回は聞く曲になり、そして私の憧れの曲になりました。
その時ちょうど、スケルツォを練習していたのですが、私の興味がどんどんバラードに移っているのをみかねて、それならスケルツォやめて、バラード練習すれば?と先生に言われてしまいました。
スケルツォはスケルツォで好きなのですが、バラードの魅力には負けてしまったようです。
そんな、ショパンバラードですが、楽譜選びに少し苦戦しました。
今回は、そんなショパンバラードの楽譜選びについてお話ししたいと思います。
ショパンの楽譜選び
ショパンの楽譜は、主に、
パデレフスキ版
ウィーン原典版
ペータス版
ベーレンライター版
ヘンレ原典版
コルトー版
全音版
春秋社版
パデレフスキ版
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昔も今も、1番人気があり、信頼されている楽譜です。
ショパンといえば、と思い浮かべるのがこの表紙です。
エキエル版
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エキエル版は、最近、ショパンコンクールで推奨された楽譜として、一気に有名になった楽譜です。
一昔前まで、パデレフスキ版が主に使われてきたので、たまに、あれ?音違う?と思うようなことがありますが、今ではそれがどんどんスタンダードになってきているようです。
また、どんどん、日本語版も出版されており、英語の解説を読むのが不安な方でも、安心して使うことができます。
パデレフスキ版と比較すると、少しエキエル版の方が、値段が高いかなという印象があります。
私はまだみたことがないのですが、ちなみに、エキエル版には、茶色と白い楽譜があるそうで・・・
ショパンの生前に発表された曲は、茶色で、亡くなってから発表された曲は白い楽譜と分かれているんだそうです。
コルトー版
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スケルツォは、コルトー版を持っており、練習方法や他の楽譜とは違った指遣いが書かれてあることが魅力です。
また、日本語版が販売されているので、日本語で解説を読むことができます。
楽譜の間に解説が書かれているので、参考書程度にはいいのですが、なかなかページ数も無駄に多く、メインの楽譜としては使いにくいなという印象があります。
また、少し参照したいだけ、他の言語が理解できるであれば、imslpでよくコルトー版が無料でダウンロードできるようになっているので、それでもいいかもしれません。
エチュードは、英語で、バラードはフランス語のコルトー版がimslpにありました。
ヘンレ版
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日本では、なかなかヘンレ版のショパンの楽譜を持っている人を見かけない印象なのですが、欧米では、ヘンレ版を使用するそうです。
それで興味が出てきたので、じゃあ私も、ヘンレ版のバラードの楽譜をimslpでダウンロードして少し譜読みしようか、としてみたところ、
音が違う!!!
結局、パデレフスキ版、エキエル版、コルトー版、その他のショパンの楽譜とヘンレ版を比較したところ、ヘンレだけ音が違うんです・・・
もちろん、ヘンレ版の音かもしれない解説もコルトー版には書かれてあったのですが、少し実用的ではないかも、と感じました。
全音版
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日本人にとって、1番親しみやすく、また1番安価に手に入れることができるのは、やはり全音版ですね。
まとめ
今回は、いろいろなショパンの楽譜についてみていきましたが、次はこの楽譜を使ってみたいな!というのは見つかりましたか?
私は、よほどのことがない限り、パデレフスキ版を使い続けると思います。
とてもしょうもない理由ですが、エキエル版の楽譜の中の雰囲気があまり好みではないので・・・笑
https://otonojourney.com/archives/1185
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