お久しぶりです!先日のピアノのレッスン後、新しい課題曲を渡され、気がつけば譜読みしないといけない曲がなんと5曲に… 来週までは、とりあえず毎日3時間練習するぞ、と意気込んでいる音葉です。
ところで、新しい課題曲を渡される時、これは前の曲より上のレベルかな、どれくらいのレベルかな、とワクワクしませんか?
私は、いつも帰り道に、◯◯難易度 と調べて、満足したり、がっかりしたりしています。
この記事は、以下のお悩みを解決します!!
・ピアノ中級の壁ってなに?
・どうやったら、上級レベルに達することができる?
ピアノ中級の壁
ピアノ中級の壁って聞いたことがありますか?
初級から中級に上がるのは、まだ簡単ですが、中級から上級になるまでが大変、という意味なんだそうです。
また、大人の方でピアノを再開された方は、特に感じるんだそうです。
久しぶりにピアノに触れた方でも、すぐに身体が思い出して、弾けるようになります。
つまり、数十年経っても、一度身につけたスキルはそのまま覚えている!ということですね。
すると、楽譜は読めるし、正しい指遣いで弾けるし、拍子にも乗れているし…となると、だいたいソナチネレベルまで弾ける方がほとんどです。
しかし、その先こそが中級の壁なんです。
何の曲が弾きたい?と聞かれると、ほとんどの方が、
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ベートーヴェン:悲愴2楽章
ショパン:別れの曲
リスト:愛の夢
ドビュッシー:アラベスク
だったりするそうです。
しかし、ベートーヴェンはともかく、ショパンやドビュッシーといった、ロマン派などの曲は、ソナチネとは全然違うので、なかなか弾けないんです。
古典以外のロマン派や近現代も、弾けるようになる、それこそが中級の壁です。
6つの壁
小さい頃に、ロマン派をあまり弾いてこなかった方が、大人になって初めてロマン派や近現代に触れるとします。
すると、いろいろな新しい発見や、壁に当たることがあるのですが、約6つと言われています。
調号の多さ
モーツァルトやベートーヴェンは、ハ長調(#やbがない)だったり、あまり#やbがついていない楽譜が多いイメージです。
その反面、ロマン派はたくさん調号がついています。
比較的簡単とされる、ショパンの子犬のワルツにも、たくさん調号がついています。
実は、bがたくさんついているスケールの方が弾きやすいって知ってました??
だから大丈夫です!調号は慣れたら、そんなに弾きにくいとは思わないので、とにかく数をこなして、慣れる!それだけです。
左手が複雑
ソナチネアルバムやソナタアルバムにのっている古典派の音楽は、左手が伴奏の役割をしていることが多いですよね。
しかし、ロマン派以降は、ほとんどが左は伴奏だけをしているということはないのです。
ショパンでは特に、アルベジオがたくさん出てきたり、鍵盤端っこから端っこまで使うような曲もたくさん出てきます。
リズムも複雑
左手が難しくなり、右も聞いて左も聞いて…それだけでも大変です。
しかし、それに伴って、リズムも複雑になっていくんです。
ポリリズムなどの、右手と左手が3つと4つで分かれている曲など。
私は、リズムがとても苦手なので、この練習曲を使用しました。
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この練習曲をしている時も、ショパンを練習している時も、まずはYouTubeなどで練習している曲を頭に叩き込みました。
寝る前に、思い出して頭の中で勝手に流れるくらいまで。
そして、メトロノームを細かくつかいました。例えば、8分音符と4分音符を交互に鳴らして、頭の中で整理をするんです。
また、自分の音を録音して聞いてみると、リズムが違う、とか途中から速くなっている!とかに気付きやすいと思います。
テンポが自由
これは、メトロノームが超苦手!という方には嬉しいニュースかもしれません。
ロマン派以降の音楽は、ぴっちりメトロノーム通りに弾かなくてもいいんです。
例えば、ちょっとlitをかけてみたり、少し演奏者の自由で曲想を作ることができます。
ペダル
ソナチネアルバムやソナタアルバムには、ペダルの記号を見ることはほとんどなかったと思います。
しかし、一度ショパンの楽譜を見てみてください。ほとんどずっとペダルの記号が書いてあるんです。
私は、小さい頃、平均よりもずっとずっと小さかったので、ペダルを踏む練習をしませんでした。
そして、今の先生に出会ってから、ペダルを1から教えてもらいました。
でも、ペダルのためのレッスンは1回で終わったんです。ちなみに、ブルグミュラーを使いました。
なぜなら、ペダルは自分の耳できいて踏むから。
たぶん、先生に、ほら、半分まで踏むのよ、ちょっと上げて、次は下まで思いっきり!
と言われても、なんかしっくりこないんですよ。先生の思いっきりと、私の思いっきりが一致しない可能性もありますし…
だから、ペダルは、自分で作り出した音を研究しつつ、自分で考えてコントロールするしかないのです。
楽譜の指示
ドビュッシーやラヴェルの楽譜を見たことはありますか?
モーツァルトなどの作曲家と比べて、1つ大きな違いがあります。
それは、指示が、フランス語なんです。
ロマン派は、フランスの作曲家は、みんなフランス語で指示を書いたんです。
また、バッハなどのバロック音楽にはあまり指示が書いていないので、自分でフォルテかな?ピアノかな?と考えなければいけません。
しかし、ロマン派の音楽では、たくさん記号が書いてあるので、自分で考えて悩む必要がありません。
まとめ
今回は、ピアノの中級の壁についてお話ししていきました。
2なんならペダルも出てきて、楽譜の指示も多くて、新しいことがたくさんです。
3でも、これを乗り越えると、中級の壁突破です!
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