パデレフスキ版のメリットとデメリットは?ショパンはどの楽譜を使う?

ピアノ

こんにちは!音葉です。今日は、ショパンの楽譜選び、特にパデレフスキ版について特化して書いていきたいと思います。今回は、原典版と校訂版の違いがわかっているという程で書き進めたいと思うので、まず2つの違いやそれぞれの特徴については、ひとつ前の記事をみてみてくださいね!

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この記事は以下のお悩みを解決します!

みどみど

・ショパンはどの楽譜を使ったらいいの?

・パデレフスキ版ってどんな楽譜?

ショパンはどの楽譜を使う?

ショパンの楽譜は、主にこれらの出版社から出版されています。

ヘンレ原典版
パデレフスキ版
エキエル版
コルトー版
ウィーン原典版
ペータース原典版

以前のブログでは、世界中でヘンレが1番使われているとお話ししました。私は、同じく原典版のベーレンライター社が好きなので、ヘンレとベーレンライターと使い分けながら持っています。

では、なぜ私が今回、ショパンの楽譜の選び方だけこうして記事を書いているのかというと…

ショパンにおいては、世界中で1番使われている楽譜が、ヘンレのものではないのです。

え?どういうこと?と思われた方も多いと思います。

ショパン国際ピアノコンクールってご存じですか?ピアノ界では、もしかすると世界で1番有名なピアノコンクール、そして若手のピアニストの登竜門のようなコンクールです。

課題曲は、すべてショパンの作品

コンクール出場資格は16歳以上30歳以下の年齢制限

という、誰もが憧れるステージです。最近では、2021年にあったコンクールで日本人が2人も2位と4位なったことで、とてもニュースになりましたよね。

ショパン国際ピアノコンクール - Wikipedia

このコンクールは、ショパンの故郷である、ポーランドのワルシャワで行われています。

エキエル版

そして、このコンクールでは、そのポーランドで出版されているエキエル版のショパンの楽譜が推奨されているのです。こちらは、ポーランドの国家事業の一環として、作成されたので、それだけ研究がされた楽譜ということになります!

しかし、エキエル版は少し難しく書かれており、ショパンの意図を忠実に再現しているとはいえ、扱いが難しいというデメリットがあります。

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パデレフスキ版

パデレフスキ版も、同じくポーランドにある音楽会社が出版しています。

エキエル版との大きな違いは、音や指遣い、スラーのかかり方、アーティキュレーションなど違う箇所がたくさんあるところです。

エキエル版と比べると、比較的安価に購入することができます。

また、今はエキエル版が主流となってきていますが、以前まではパデレフスキ版が主流でした。私たちが習う先生は、ほとんどがパデレフスキ版で勉強されたので、今も1冊目として、パデレフスキ版を使うことが多いみたいです。

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おすすめの本

私はまだ読めていないのですが、こんな本を見つけました!ショパンの楽譜の選び方ではなく、それぞれの違いを最大限に活かせる方法や、それぞれの特徴について詳しく書いてあるみたいです。

もっと、ショパンのことを知りたい!という方は、ぜひみてみてくださいね!

 

 

まとめ

今回は、ショパンの楽譜について見ていきました。今回のポイントは、

1エキエル版が主流ではあるが、楽譜の難易度が高い
2エキエル版がショパン国際ピアノコンクールで推奨されている
3しかし、今も1冊目としてパデレフスキ版を使って習うことが多い
4パデレフスキ版とエキエル版は、アーティキュレーションや音が異なるため、注意深く楽譜を見る必要がある!
この記事を書いた人

はじめまして、音のジャーニーを管理している音葉です。

突然ですが、私は、世界中のいろいろな音が好きです。

雨の音、お湯を沸かしている音、料理している音、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声など。一度気になると、寝ることや勉強をすることなんて忘れて、聞き入ってしまいます。

そんな様々な音の中でも、クラッシック音楽に一番の魅力を感じています。

特別な音楽教育を受けたりしていませんが、ピアノとオーボエをメインに、気になる楽器といろいろ浮気をしつつ、毎日楽しく音を楽しんでいます。

幸運にも、日本だけでなく、アメリカとカナダでの生活を経験をし、それぞれの国で異なった音楽教育を受けることができました。

欧米では、音楽の本当の楽しみ方を教えてもらい、偉大な作曲家や、クラッシック音楽が今までよりも身近に感じられるようになりました!!

大学生になった今も、趣味として音楽をずっと続けれていることにとても幸せを感じています。

このブログを立ち上げた理由はただ一つ、私はとてもおしゃべりさんなので、音楽に関することで調べたこと、学んだこと、いいなと思ったこと、いろいろシェアしたかったからです。

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