こんにちは!音葉です。今日は、誰もが一度は憧れたことがあるいろいろなピアノの種類について書きます。
きっと誰もがグランドピアノに憧れていることでしょう。
その反面、音色が変えられたり、持ち運びの利便性から、電子ピアノっていいなと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、それぞれのピアノの特徴を紹介しながら、以下のようなお悩みを解決します!!
・ピアノをこれから始めたいけど、どんなピアノを買ったらいいの?
・ピアノってそもそも必要?
・どんなピアノがあるの?
・ピアノって高いの?
ピアノの種類と特徴
グランドピアノ
ピアノをしている人、していない人関係なく、まず憧れるのはグランドピアノだと思います。
そして、ほとんどの人がピアノと聞いて思い浮かべるのは、この形でしょう。
メリット | デメリット |
鍵盤の繊細なタッチを意識したり、綺麗な音色で練習することができる | 消音機能をつけなければ、防音対策が必要になる |
発表会やコンクールの本番はグランドピアノのため、本番に近い楽器で普段から練習ができる | 鍵盤が重たいため、長時間の練習が難しい |
真ん中のペダルがソステヌートペダルで、アップライトピアのにはないぺダルがある | 価格が高い |
1度買ってしまえば、次の世代やその次まで使うことができる | 一番小さいグランドピアノでもかなりのスペースが必要 |
アップライトピアノは1秒間に7回程度の連打が可能だが、グランドピアノは1秒間に14回程度の連打が可能 | とても重たいため、床の補強や部屋の補強が必要 |
アップライトピアノ
グランドピアノには少し手が届かなくても、アップライトでも十分、効率の良い練習ができます。
メリット | デメリット |
グランドピアノに比べるとコンパクトなサイズで、置き場に困らない | とても重たいため、床の補強や部屋の補強が必要 |
音が出る仕組みはグランドピアノと同じ | 消音機能をつけなければ、防音対策が必要になる |
弱い力では打鍵することができないため、指の力が強くなる | 鍵盤が重たいため、長時間の練習が難しい |
性能や機能的には、グランドピアノとほぼ同じだが、低価格で購入することができる | ピアノの上達によっては、グランドピアノへの買い替えが必要になることがある |
例えば、ピアノのレッスンではグランドピアノだが、自宅がアップライトピアノだった場合、いろいろなピアノで練習することができる | 同時打鍵数がグランドピアノの半分のため、トリルなどの連打が必要な技術の上達が難しい場合がある |
電子ピアノ
電子ピアノは、ピアノの種類の中でも、最も手軽なピアノです。
メリット | デメリット |
演奏した音がスピーカーから流れてくるため、音量の調節を簡単にすることができる | 電気代がかかる |
電子ピアノの重さは、大人1人分と同じくらいなので、床の補強をする必要がない | 一度に再生できる音の数が限られている |
鍵盤が軽く、長時間弾いても疲れにくい | 本物のアコースティックのピアノと鍵盤のタッチが異なる |
鍵盤が樹脂でできているため、耐久性がある | ピアノが上達するにつれて、本物のピアノへの買い替えを検討する必要がある |
音色切り替えができるので、曲のイメージがしやすくなる | 種類によっては、鍵盤の数が異なる場合がある |
ピアノの比較
ピアノを検討する上で、価格はもちろんのこと、サイズや調律の頻度も気になるものです。
グランドピアノ | アップライトピアノ | 電子ピアノ | |
新品価格 | 100万円〜 | 50万円〜 | 5万円〜 |
中古価格 | 80万円〜 | 20万円〜 | 2万円〜 |
サイズ | 奥行き150cm〜280cm
幅150cm〜160cm 重量250kg〜500kg |
奥行き53cm〜65cm
幅150cm〜153cm 重量200kg〜300kg |
奥行き45cm〜50cm
幅140cm〜150cm 重量20kg〜90kg |
調律 | 必要 | 必要 | 不必要 |
ピアノによって、重量も変わってくると、床の補強や防音のことなども考えなければなりません。
お部屋のサイズや、お財布状況を踏まえて、どのピアノが一番自分に合っているかなんとなく想像がつきましたか?
そして、憧れは大切です!
では、次はそれぞれおすすめの機種を紹介させていただきます。
おすすめの機種
グランドピアノ
先ほどの比較を見ていただくと分かるように、グランドピアノはサイズが機種によって大きく変わります。
子ども部屋に気軽に置けるサイズから、コンサートホールに置いてあるような大きなサイズまでさまざまです。
本格的にピアノを習われる方でお部屋のサイズに余裕がある方は、できるだけ奥行きが長いサイズをおすすめいたします。
奥行きが長いと、弦の長さが大きくなり、響板も大きくなるため、音が響きやすくなり、表現に差がでます。
機種 | Yamaha
コンパクトグランドピアノ |
Yamaha
C3X
|
Yamaha
C3X espressivo
|
KAWAI
GL-10 |
KAWAI
Sigeru Kawai |
STEINWAY&SONS
O-180 |
価格 | ¥1,320,000 | ¥3,080,000 | ¥3,630,000 | ¥1,320,000 | ¥3,520,000 | ¥14,377,000 |
サイズ | 奥行き151cm
幅146cm 重量261kg |
奥行き186cm
幅149cm 重量320kg |
奥行き186cm
幅149cm 重量320kg |
奥行き153cm
幅150cm 重量282kg |
奥行き188cm
幅152cm 重量334kg |
奥行き180cm
幅146.5cm 重量286kg |
アップライトピアノ
グランドピアノに比べて、サイズや価格からアップライトを検討する家庭の方が多いのではないでしょうか?
ピアノをがんばりたいけどプロを目指すわけではない、音大に行くわけではない、これからピアノをがんばりたい、いろいろなニーズに応えられるピアノを紹介します。
機種 | Yamaha
YU11 |
Yamaha
YUS1 |
KAWAII
K-400 |
STEINWAY&SONS
K-132 |
価格 | ¥770,000 | ¥1,078,000 | ¥929,000 | ¥6,985,000 |
サイズ | 奥行き61cm
幅153cm 重量228kg |
奥行き61cm
幅152cm 重量229kg |
奥行き61cm
幅149cm 重量230kg |
奥行き68cm
幅152.5cm 重量295kg |
グランドピアノと比べて、上級モデルになってもあまりサイズや重さは変わりません。
譜面台がグランドピアノのように大きかったり、ピアノの高さが高くなったりという差はあるので、ぜひいろいろ検討してみてくださいね。
電子ピアノ
では最後に、電子ピアノのおすすめを紹介します。この3つのピアノの種類の中では、一番気軽に買えるピアノです。
消音機能がついてあったり、比較的低価格で購入することができることから、ピアノを続けられるかわからないという方や、夜に練習する用の2台目ピアノとしても考える方が多いピアノでもあります。
機種 | KORG
LP-180 |
CASIO
Privia PX-770 |
Yamaha
Arius YDP-S34 |
Yamaha
Clavinova CLP-735 |
価格 | ¥39,798 | ¥59,545 | ¥86,170 | ¥170,500 |
音色数 | 10 | 19 | 10 | 38 |
同時発音数 | 60 | 128 | 192 | 256 |
サイズ | 奥行き27.4cm
幅136.5cm 重量23.3kg |
奥行き29.9cm
幅139.1cm 重量31.5kg |
奥行き30.9cm
幅135.3cm 重量35.9kg |
奥行き45.9cm
幅146.1cm 重量57kg |
いろいろな意見
ピアノを学ぶということは?
引用:https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-aquls/product/20200221/7449
ピアノは「”弾く事”に加えて”表現する事”を学び、楽しむ楽器」だという事です。
ピアノを習い始めると、姿勢や手の形、楽譜の読み方や鍵盤の場所等を少しずつ覚えていき、やがて曲が弾けるようになっていきます。
その中で必ず、「この曲は優しい音で弾いて」「この部分は切ない気持ちで弾いて」といった事を求められます。
何故この様な事をするかと言うと、ピアノがそもそも「作曲家が曲に込めた意図や感情を88個の鍵盤で表す楽器」であるからです。その意図や感情を自分なりに表現する事が、ピアノを学ぶという事です。
つまり、自分が思うように表現し、楽しめるピアノを購入するのが1番理想ということですね!
アップライトピアノからグランドピアノに変えた方は、グランドピアノの良さに改めて気づかれたそうです。
私は大学時代から自宅でもグランドピアノで練習し始めましたが、学生ながらに、「今までと全然違う!なんて弾きやすいんだろう!指がまわって楽に弾ける!」と思った記憶があります。今までは鍵盤が固く、重かったため腕がすぐに疲労してしまい、練習に集中できませんでしたが、グランドピアノになってからは、練習時間を増やしても疲れなくなりました。また、技巧的な練習に費やす時間が減った分、表現の練習をする時間が増えたため、総合的に上達するスピードが速くなったと感じました。
さすが、誰もの憧れのピアノだけあります。
ピアノの上達において、欠かせないのは、練習。
集中して効果的な練習ができれば、できるほどいいですよね!
私は幼い頃から譜読みが得意だったため、曲が弾けるようになるまでは割と速かったです。しかし先生に、「ただ弾けるようになるだけでは、ピアノを演奏する意味がないよ。」と言われるレッスンが続いていました。はじめはその意味が分かりませんでしたが、グランドピアノで練習するようになってから、「ピアノの音色ってこんなにも沢山種類があるんだ・・・!」と気づき、そこから音色作り・表現をする事の重要さに気付きました。それからは練習がより楽しくなったのを覚えています。
ピアノ以外でもそうですが、ピアノはある程度できるようになってから(音の位置がわかっていて短い曲などが弾ける)使うものは、ちゃんと使いこなせるようになるように、楽器が先生になって教えてくれます。
例えば、音が濁ってしまったら、ペダルの練習してよね!というピアノからの合図なのでしょうか…
私はもともと、何を弾いても同じ音、同じ音量になってしまう事に悩んでいました。しかしグランドピアノで練習するようになってから、自分の音を本当によく聞くようになりました。というよりも、聞こえてくると言った方が正しいかもしれないです。アップライトに比べてダイレクトに自分の出している音が耳に入ってくるため、「今自分がどんな音量・音色で弾いているか」が分かるようになりました。
まとめ
今回は、いろいろなピアノを紹介しましたが、気になるピアノに出会えたでしょうか?
ピアノは調律して大切に扱うと、100年以上使うことができます。
自分の子どもからその子ども、そしてまたその次の子どもへと残すことができるものなので、ぜひたくさん悩んで考えてくださいね!
ピアノを購入する際、知っているピアノの先生や調律師の方などに相談すると、ピアノ選びのヒントをくれたりもします。
2グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノそれぞれに役割があり、自分の生活や理想に1番合ったピアノを買うのが大切!
3アップライトピアノでも十分、満足のいく練習をすることが可能!
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