こんにちは!音葉です。
今日は、アップライトピアノの防音対策について書きたいと思います。
マンションに住んでいる方や家が密集しているところに住んでいる方は特に、音漏れがとても心配になりますよね。
この記事では以下のようなお悩みを解決します!!
・ピアノの防音対策が気になる
・どんな消音機能があるか知りたい
・持っているピアノに後付けはできるの?
実際は、どのくらい音漏れしている?
アップライトピアノは、グランドピアノより音が小さいのかな?ペダルを踏んだら響くのかな?と気になる方もいらっしゃると思います。
一般的には、アップライトピアノの音量は、ヘリコプターのそばにいるのと同じくらいと言われています。
少し、想像がつきにくいですよね。
では、学校の卒業式などの合唱の音量や、地下鉄の電車の音量を思い浮かべてみてください。
アップライトピアノの音量は、実はグランドピアノの音量とあまり変わりません。
しかし、音がでる場所が違うため、ピアノの配置場所を考える必要があります。
簡単にいうと、グランドピアノは、鍵盤を押すと、ハンマーが弦を打ち、響板に伝わり、空気が振動して音がなります。
響板はピアノの上にあるため、音はピアノの上から出ます。
一方で、アップライトピアノは、同じ仕組みを四角い箱で行います。
音は、ピアノの後ろ側、つまり壁に引っ付いている側から音が鳴ります。
例えば、マンションに住んでいる方であれば、隣の家に繋がっていない壁、つまり部屋と部屋を仕切っている壁を設置場所に選ぶのが賢明です。
また、フローリングの床は音を反響する性質を持っているため、少しでも音を吸収できる畳の部屋をおすすめします。
音葉さんは、どんな音漏れの対策をしているの?
私は、ピアノの練習は朝8時から夜9時までと決めているよ!どうしてもその時間を過ぎても練習したい時は、マフラーペダルを使っているよ!
マフラーペダルってどんなペダル?
実は、グランドピアノにはないペダルで、アップライトピアノの3本あるペダルの真ん中のペダルのことだよ。このペダルを踏むと、ハンマーと弦の間にフェルトが挟まるようになっていて、約1/3の音にできると言われているよ!!
ここまでは、お金のかからない防音対策を紹介しました。ここからは、お金はかかりますが、効果のある消音機能を紹介していきます。
アップライトピアノの防音対策
遮音ボード
少し前に説明した通り、アップライトピアノはピアノの背中の部分から音が出るので、後ろに吸音パネルというものを取り付けます。
その名の通り、吸音パネルはピアノの反射音を吸収するため、壁の奥の部屋へ漏れる音が小さくなります。
価格の参考ですが、防音専門のお店では、
幅75cm、縦130cm、厚さ5cmのパネルが2枚組で52,800円
島村楽器が販売しているナンバーチューンという吸音パネルは、
幅100cm、縦150cm、厚さ30cmのパネルが60,500円で販売されています。
消音ユニット
現在は、消音ユニットがついてあるピアノが販売されていますが、消音ユニットを後付けすることも可能です。
もしこれからピアノを購入されるのであれば、消音ユニットがついてあるピアノがおすすめです。YAMAHAのサイレントピアノTM SH2とSC2は、販売台数が限られているため、ぜひ一度在庫を確認してみてくださいね!
ピアノを既にお持ちの方には、YAMAHAのサイレントピアノTM後付けユニット RSC2シリーズがおすすめです。適用できるピアノのモデルや品番があるので、一度公式のページをご確認ください。
お値段は、後付けの消音ユニットが187,000円で、5万円から6万円で取り付けをしてもらえます。
遮音ボードに比べると、少し値段は張りますが、ピアノの使い分けができるという面では、効果的だと思います。
昼間は、そのままのピアノで、夜間は消音ユニットを使用することで、本物のピアノなのに電子ピアノのように練習することができます。
消音ユニットを利用すると、音は電子音になることだけ注意しておいてくださいね。
防音室
最後に防音室を紹介します。
防音対策というと、防音室を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
防音室なら、どの防音室でもいいのかと言われると、少し違います。
防音性能をできるだけ高くしようとすると、部屋と防音室との間に隙間が必要になります。
その隙間をつくることで、ピアノから出る音や、ペダルを踏んだ時の音を吸収することができます。防音室が部屋の中に浮いていると考えると、イメージがつきやすいですね。
例えば、3畳のお部屋に防音室を入れると、隙間を作るので防音室の中は2畳になります。
一般的には、最低でもアップライトピアノには6畳、グランドピアノには8畳のスペースが必要といわれています。
小さなお部屋に大きなピアノを入れると、狭いだけではなく、音が反響しすぎるため、繊細なタッチや細かい音の変化に気づきにくなります。
少しゆとりをもった、防音室を設置される場合には、6畳のお部屋に3畳の防音室、8畳のお部屋に4畳の防音室をおすすめします。
また、防音室を設置することで、ヘリコプターと同じ音量のピアノを、壁を挟んでヒソヒソと喋っているくらいの音量まで下げることができます。
それなら、時間やピアノの練習の質を気にすることなく、練習することができますね!!
まとめ
今回紹介した4つの防音対策、いかがでしょうか?
何か気になるものはありましたか?
マフラーペダルを使用したり、ピアノの置き場所を変えるなど、お金をかけずにできる防音対策は、ぜひ試してみてください。
また、もっと音漏れを防ぎたい方は、防音室や消音ユニット、吸音ボードはいろいろな種類を探してみて、ぜひ自分にあった最適な防音装置を探してみてくださいね!!
いいのが見つかることを願っています。
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