こんにちは、音葉です。
ピアノを普段からがんばっている皆さまにとって、きっと美しい音でピアノを弾くのは当たり前のことだと思います。
しかし、速い曲やフォルテなども全て美しい音で弾けていますか?
ただ叩いているだけ、音を追いかけているだけ
になっていませんか?
と、私も人のことを言えませんが・・・
今回は、もっともっとピアノが持っている音を美しく弾く方法についてみていきます。
・ピアノを美しく弾く方法とは?
・正しくピアノを弾くって?
・美しい音ってどんな音?
ピアノという楽器
ピアノは、誰にでも弾ける楽器です。
ピアノ以外の楽器だと、息を正しく吹き込んだり、弦を押さえたり・・・
その反面、例えば1歳くらいの赤ちゃんでも、鍵盤さえ押せば音が鳴るので、ピアノを弾くことができます。
多くの方にとって、数ある楽器の中でもピアノはまだ身近に感じられるのではないでしょうか。
その一方、先ほどのように赤ちゃんがピアノの鍵盤を叩いて弾く音と、ピアニストが鍵盤を叩いて弾く音は、深く考えなくてもその違いがわかると思います。
そうなんです。
ピアノは気軽な楽器で、誰でも簡単に音を出すことができます。
でも、それだけではピアノの演奏にはなりません。
正しい体の使い方、正しい音の出し方を知っていて、それを正しくできてこそ、ピアノ本来が持っている美しい音を奏でることができるのです。
美しい音
ピアノの美しい音ってどんな音でしょうか。
私は、ショパンピアノ協奏曲の、
シソラシ、ミファソファミシドレドシ〜
を思い浮かべます。
4:34からのパッセージです。
みなさんはどうでしょうか?
ピアノの美しい音がどんな音か想像できないままピアノを弾いてしまうと、その音が美しいか美しくないかの区別がつきません。
美しい音でピアノを演奏するには、自分の中でピアノの美しい音のイメージを持っておくことが1番大切です。
また、1曲を通して、うれしいときや楽しい時、悲しい時を表現する際も同じです。
たのしそうな音ってどんな音かな?
悲しい音ってどんな音?
とイメージを持った上で、ピアノを弾くことで、より感情豊かな演奏に繋げることができます。
番外編:嫌な音ってどんな音?
反対に、たまにピアノで耳を塞ぎたくなるような音を出してしまうことはありませんか?
もちろん、弾き方にもよりますが、ピアノの構造的にはどのような違いがあるのでしょうか。
美しい音は、
弦の振動に無理がなく、
求める音色に対して
過不足のない絶妙な振動をしています。その一方で
イタイ音(ギャンギャンとうるさい音、キンキンと耳をつんざく様な痛い音)は、
弦の振動に無理が生じていたり、
行き過ぎたりまたは足りなかったりと
必要な音色に対して適当な振動ではありません。
引用:https://akpianoforte.com/2021/01/12/beautifui-sounds-and-dirty-sounds/
ピアノのタッチ
美しい音を出すためには、ピアノの細かいタッチを見極める必要があります。
1指が鍵盤に触れる前
2指が鍵盤に触れる時
3指が鍵盤から離れる時
これら3つのことを気にする必要があります。
1つ目と2つ目では、力を入れないことが大切です。
どうしても丁寧に弾こうと気をつけると、力が入ってしまいます。
しかし、力が入ったまま鍵盤を叩くと、力ずくで押さえつけたような音になります。
できるだけ、軽く自然に鍵盤に指を置きます。
3つ目が1番大切です。
鍵盤をもう押さえたから音はなったし、関係ないや!
と思いがちですが、適当に離してしまったら、せっかくの美しい音が台無しです。
鍵盤から指を離す加減で、音の響きや音色が変わってしまうので、気をつけましょう。
自分では丁寧に離していると思っても、他人から見たら乱暴に離していることもあります。
ピアノの先生に確認してもらったり、アドバイスをもらうといいかもしれません。
私も、いつもピアノの先生に、離した後の手や手の形についての注意を受けます。
正しい指の形
例えば、指先を立てて、全体的に高い位置から鍵盤を叩いていませんか?
私も曲に夢中になると、少し高い位置から弾いてしまう癖があります。
また、フォルテの大きな、でもよく響く音を出したい時、指に精一杯の力を込めて押さえつけるようにして弾いてしまっていませんか?
人それぞれによって、指の長さや形が違うので、一概にこの指の形がいいとは言えません。
よく、卵形の卵やボールを持った手の形がいいと言われますよね。
それも、国によってはあまり良くないと考えられていたり・・・
自分が1番美しいピアノの音を弾ける手の形を見つけるには、いろいろ試してみることと、自分の音をよく聞くことが大切です!
まとめ
今回は、ピアノが持っている1番美しい音で演奏するには、どのようなことに気をつけるのがいいのか、ということについてみていきました。
中でも1番大切なのは、自分の中で1番美しいピアノの音のイメージをはっきりと持つことです。
それができれば、あとはその音に近づく様に、ピアノのタッチに気をつけたり、指の形に気をつけたり、また手首の柔軟性を深めたりするだけです!
とは言え、それが1番ピアノの難しいところですが・・・
一緒にがんばりましょう!
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