こんにちは、音葉です。
さて、タイトルにもあるように、今回は、ピアノ上級の壁についてみていきます。
ピアノ中級の壁、と聞くとピンとくる方も多いと思いますが、上級の壁、はあまりきかないですよね。
他の方のブログを読んでいた時に、とても素敵な考え方を見つけたので、シェアしていきたいと思います。
・ピアノ上級の壁とは?
・どこからピアノ上級者?
・どうしたらなれるの?
ピアノ上級のレベル
自分は、ショパンも弾ける、ベートーヴェンも弾ける!
だから上級者だ!とはあまりならないと思います。
全音の楽譜の後ろに、初級〜上級に分類わけされた楽譜が載っていて、5課程から上級になります。
どんな教本があるかというと、
練習曲:ツェルニー50番、クラーマー=ビューロー60練習曲、モシュコフスキー15の練習曲
複音楽:バッハイギリス組曲、バッハ平均律
古典:モーツァルトソナタアルバム、ベートーヴェンソナタアルバム
ロマン:ショパンバラード、即興曲、プレリュード、スケルツォ、シューベルト即興曲・楽興の時、ブラームスソナタ全集
近現代:ドビュッシー版画、ベルガマスク組曲
6課程になると、練習曲にショパンのエチュード、ショパンやシューマン、グリーグのピアノ協奏曲などが追加されます。
実は、古典作品は特に、中級の4課程から大きくは変わらないんです。
だからこそ、今自分は中級のレベルにいるのか、上級のレベルにいるのか、わかりにくいのです。
何が弾けたら上級?
ピアノの学習レベルはとっても難しいです。
憧れのショパンに挑戦する初級者もいれば、難しい曲を弾いてレベルアップしようと思う中級者もいます。
そして、初級・中級レベルの曲をとても綺麗に弾きこなす上級者
もいます。
当たり前ですが、先ほど紹介したような、上級の教本を1曲弾いたことがあるから、上級者にはならないし、初級の曲を弾いたから初級者に戻るわけでもありません。
・普段、取り組んでいる曲のレベル
・仕上げるまでに要する時間
・仕上がり具合(表現力を含めた完成度)
・音楽的知識の理解度・応用力
を総合的に判断して、自分は中級者なのか、上級者なのかを考える必要があります。
参考:https://kikkistyle.asablo.jp/blog/2021/04/04/9363811
素敵な考え方
引用:https://kikkistyle.asablo.jp/blog/2021/04/04/9363811
私はある調べ物をしていた時に、この考え方がとても素敵だなと思ったので、ここにシェアしていきたいと思います。
このブログを書かれた、大人専門ピアノ教室の先生。
ピアノの学習レベルをなんと、人の成長に当てはめて考えられたのです。
導入~初級を「ピアノ子供期」とし、
中級~上級を「ピアノ大人期」と考えると
イメージしやすいと思います。
中学校を卒業するくらい(15歳)までを
「子供」とすると、
それ以降が「大人」ですから、
15歳から死ぬまで「大人」が続くわけです。
仮に100歳まで生きるとすると、
なんと人生の85%を「大人」として
過ごすことになります。
大人からピアノを始める人も子どもから始める子も、みんな最初は全く弾けない、楽譜が読めないことから始まります。
それは、人間も同じ。歩けない、文字が書けない。
私たちの人生に置き換えて考えると、わかりやすいですね!
一般的によく言われている基準では、
『ブルグミュラー25練習曲集』を終えると
初級レベルの力は備わったと考えられ
中級の仲間入り、とされていますので、
ここまでが「ピアノ子供期」ですね。いよいよ中学を卒業するお年頃。
幼さは残るものの中級の扉を開けて、
さぁ、大人の世界へ!となるのですが、
いざ「ピアノ大人期」に突入してみると、
15歳も100歳も、み~んな一括りに
「大人」なんですよね。
年齢・成長・知識・経験に開きがあっても、
つまり、みんなピアノ中級者なワケです。
ワンサカいます。(笑)
そう!
この中級の幅がとてつもなく広いんです。
どこまでいっても中級。
いつまでやっても中級。
かなり頑張っても中級。
ピアノ歴の長短に関係なく中級。
『ブルグ25』を終えたばかりの人も中級。
「ブルグ25だ、懐かしい~」と言いながら
楽譜を見てサラっと弾けちゃうのも中級。
そして、中学校を卒業し、高校生になると、なんだか大人に近づいてきた気がしますよね。
例えば、義務教育ではなくなったり、アルバイトができるようになったり。
車の免許やバイクの免許を取る方もいらっしゃるかもしれません。
それがピアノ中級。
楽譜の読み方も知ってるし、ちょっと簡単な曲はすぐに弾けるようになるし、でも、まだ先生のサポートがあれば助かるな。そんなところでしょうか。
あれ?
じゃぁ、いつ上級になれるの?
そんな疑問が出てくると思います。
これがまた難しい。
…というのも、
「上級者」と呼べるまでになる人が、
ピアノ人口の割に圧倒的に少ない。
毎日練習していれば
いつか上級者になれるか、といったら
残念ながらそうでもない。(´・_・`)
幼少時代から10年以上続けていても
到達できない人の方が実は多いんです。
これぞピアノ上級者の壁ですね。
ショパンのエチュードを普通の練習曲のように弾けたり、ベートーヴェンのソナタなどを決められた速度で完璧に正しく弾けたり。
ピアノのレベルが中級な期間は一番長いです。
だって、人間も15歳から85歳くらいと同等だから。
でも、その期間、大学に行ってさらに勉強をしたり、就職をしたり、転職をしたり、結婚をしたり。
いろいろな出来事がありますよね。
それと同じで、中級のピアノ曲は弾ききれないほどたくさんあります。
それをコツコツと弾いていたら、もしかしたらいつか、ショパンのエチュードが普通の練習曲のように弾ける日がやってくるかもしれない。
それを目指して日々練習するのみです!
まとめ
今回は、ピアノ上級の壁についてみていきました。
私は、自分が初級、中級、上級どこに属しているかはあまり関係ないと思っています。
どんなレベルの曲でも、音楽を楽しみ、音楽で表現し、音楽を尊敬する、それができれば初級者だって、中級者だって上級者だって関係ありません。
弾きたい曲が上級レベルなら、チャレンジすればいい!
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