こんにちは、音葉です。
最近、大人からピアノを習う方が増えているので、それに伴って、大人の方用のピアノコンクールも増えてきました。
しかし、将来ピアニストになろうと思っていない大人のピアノを習っている方にとって、ピアノコンクールって出る意味があるの?必要?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
私も、大人のためのピアノコンクールの意味があまりわかりませんでしたが、私の周りでコンクールに出た方がいらっしゃって、すごく羨ましくなりました。
今回は、そんな大人のためのピアノコンクールについてみていこうと思います。
・大人のためのピアノコンクールってどんなもの?
・初心者が参加してもいいの?
・コンクールに参加することで得られるものとは?
大人のピアノコンクール
大人向けのピアノコンクールといっても、いろいろな種類がありますが、まずはそのメリットとデメリットについてみていきたいと思います。
メリット
大人向けのコンクールのメリットとして、他のピアノを頑張っている方との交流が持てる、ということがあります。
ピアノはとても孤独な楽器で、あまりレッスン前後の他の生徒さんとおしゃべりする機会も少ないです。
その面、コンクールに出場すれば、同じようにピアノが大好きでがんばりたい人と話したり、意見をシェアしたりすることができます。
また、コンクールで使われるピアノは、最高級のフルコンサートグランドピアノであることが多いです。
例えば、よく大きなホールに置かれているスタインウェイのフルコンは、最高級ピアノの1つです。
それらのピアノを立派なホールで演奏できる、のはコンクールに参加する1つの特権だと感じます。
大人からピアノを始めると、あまり誰にも聞いてもらえず、自分と先生だけで完結してしまう演奏になりがちです。
しかし、目標を設定し、長期間にわたって同じ曲に取り組むことで、ピアノも自分自身も成長を感じられることがあると思います。
デメリット
いくつかのピアノコンクールでは、年齢制限しか設けられておらず、音大卒の方と大人になってからピアノを始められた方が一緒に受けることがあります。
すると、プロ並みの実力を持った人との差がついてしまったり、あまり参加した意味がなくなってしまうこともあります。
最近は、大人から始めた部と、音大卒の部と分かれているコンクールもあるので、自分に1番あったコンクールにエントリーするのが大切です。
また、音楽はある1種の表現法なので順位をつけることはできませんが、コンクールでは審査員の方々に順位をつけてもらいます。
コンクールについて
私は、コンクールと聞くと、プロを目指す人のためかな、やっぱり本当にピアノだけを一生していく人しか出てはいけないのかな、と思っていました。
ピアノをただ趣味として精一杯がんばりながらも、楽しみがメインな人にとっては、少し壁が高く感じますよね。
引用:https://www.piano-k.net/article/kikaku_1901_qa_00026.html
保護者の皆さんの中には例えばゴルフ、テニスその他様々なご趣味をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。
それらほとんど全てのものに試合、コンペティションなどのイベントがあります。最近はカラオケでさえ点数を競ったりしています。
また、お料理上手な方の中にはSNSにアップするなどの発信をされています。そこはきっと情報交換の場であり、切磋琢磨していこうとする行動だと捉えております。
コンクールに否定的な方がまずおっしゃるのは「プロになるわけではない」「賞が取れなかったら可哀相」
ですが、スポ少も部活も試合があり、囲碁・将棋はたまたカルタに至るまで大会があります。そのうち大多数はプロを目指すわけではないですよね。テレビで放映される一握りを除いてみんな負けたり、悔しい思いをしたりして成長しています。
勝てなかったことを蔑むのでなく、勝っている人がどれだけ練習しているのかを話し合うチャンスでもあります。同じノリでコンクールもいいことなのでは?と思います。
私はこれを初めて読んだ時、ハッとしました。
コンクールは、自分が自身の努力を評価できるためのツールでいいんだ
と思いました。
上位に入れば、頑張ってきてよかった、これからもがんばろう
と思えるし、
思った順位に入れなかったとしても、
やっぱりこれくらいのがんばりだったら、まだまだ足りないんだな・・・
もう少しがんばらないといけないんだな
と、自分の努力の判断基準にすることができます。
大人のコンクールは特に、誰か他の人と競って、上位に入賞する、というのが目標でなくてもいいと思います。
その代わり、自分が趣味として全力でがんばれるように、足りないところをみつけるために出る。
それでいいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、大人のピアノコンクールについてみていきました。
私もいつかは出てみたいコンクール。
自分の努力を精一杯評価できるくらい努力を積み重ねたら、コンクールに出ようと思います!
2同じようにピアノをがんばる人との交流が持てる
3最高級のピアノと一流の音響が整ったホールで演奏できる機会になる
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