ピアノ バッハとベートーヴェンの重要性とは?なぜ練習する?

ピアノ

こんにちは、音葉です。

友だち追加
気が向いたら音楽に関する情報を発信!ピアノや音楽に関することなら、できるかぎり相談に乗ります♬

ピアノのレッスンに通っていれば、必ず練習するバッハとベートーヴェン

バッハに初めて出会った時は、少し苦手意識を持ってしまう方も多いと思います。

なぜ、バッハとベートーヴェンはピアノを弾く上で欠かせないのでしょうか?

一言でいってまえば、バッハは音楽の父

ベートーヴェンは音楽の神様

と言われているからです。

今回は、この2人の偉大な作曲家の作品を学んでいく重要性についてみていきます。

・バッハを勉強する意味とは?

・ベートーヴェンを勉強する意味とは?

音楽の知識が楽しみながら深まる!?おすすめの本
こんにちは、音葉です! 1週間に1度、最新の音楽に関する情報を発信しているので、LINEの友達登録お願いします。 今回のトピックは、普段楽しんでいるだけなのに、気がつけば音楽の知識も増えている!そんなおすすめの本特集です。 公式LINEでお...

バッハを勉強する意味

バッハが作曲した曲、例えば平均律などの楽譜はベートーヴェンだけではなく他の偉大な作曲家ショパンもたくさん勉強しました。

有名な話では、ショパンがマヨルカ島に行く際、バッハの平均律の楽譜を持っていったとい話や、自分の演奏会の前には平均律を弾いていたのだとか。

私たちが、バッハを必ず弾く理由は、他の作曲家たちもみんなバッハを練習していたからです。

バッハの作品を知らずには、他の作曲家の作品が弾けない、といっても過言ではありません。

それほど、バッハの作品には、大切な音楽の基礎が詰まっているのですね!

バッハは、インヴェンションやシンフォニア、平均律などの作品を、生徒のための教材として作曲しました。

それは、ただピアノを弾くための教材ではなく、作曲をしていくための教材でもあったのです。

バッハと聞くと、同時にポリフォニーという言葉も聞いたことはありませんか?

普段ピアノで曲を弾く時は、右手がメロディーを弾き、左手が伴奏を弾くことが多いと思います。

バッハの作品は右手も左手もどちらもが、メロディーを弾きます。

右手も左手も対等なんですね!

バッハの作品では1番はじめに習うであろう、インヴェンションの教材では、

2声で書かれています。

2声では、右手と左手が1音ずつ。

次に習うシンフォニアでは、3声で書かれています。

3声では、右手か左手が2音を弾きます。

3声では止まらず、4声、とどんどん難しくなっていくのですが・・・

とにかく、ポリフォニーを理解して、右と左のバランスを考えながら弾く練習にバッハの教材はぴったりなのです!

 

最後に、なぜバッハの作品を弾くことが他の作曲家の作品を弾くことに繋がるのか。

ショパンもモーツァルトもベートーヴェンなどの作曲家。

バッハ以降の作品には、ポリフォニーが当たり前のように盛り込まれて書かれているからです。

例えば、モーツァルトのピアノソナタ18番。

モーツァルトの最後のピアノソナタですが、これにはバッハのポリフォニーを元に書かれています。

実は、バッハの平均律にも同じような出だしの曲が出てくるんです。2巻だったかな。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ピアノ 楽譜 J.S.バッハ | 平均律クラヴィア曲集 第1巻 | Das Wohltemperierte Klavier Teil 1
価格:4560円(税込、送料無料) (2023/1/31時点)

楽天で購入

 

 

ピアノにセンスや素質は必要?先生は見抜くことができる?
こんにちは、音葉です。 1週間に1度、最新の音楽に関する情報を発信しているので、LINEの友達登録お願いします。 ピアノを演奏するのにセンスは必要でしょうか? 私は、ある程度のセンスは必要だが、ピアノや音楽をしていく上で少しづつ磨かれていく...

ベートーヴェンを勉強する意味とは?

まず、ベートーヴェンが生きていた時代の背景から。

ベートーヴェンの時代は、音楽は芸術ではなく、貴族のたしなみのため、教会で神に祈るために音楽がありました。

また、音楽家は貴族のお家にいって、ピアノを教えたり、貴族に気に入られてパトロンになってもらったりして、生計を立てていました。

しかし!!!

ベートーヴェンはこのような世の中を変えてしまったのです。

ベートーヴェンが30代の時に、耳が聞こえなくなってしまった、というのは多くの方がご存知だと思います。

32歳の時に書いた、ハイリゲンシュタットの遺書では、

・・・・音楽家の私にとっては他の人々よりもより一層完全でなければならない感覚であり、かっては自分がこのうえない完全さをもっていた感覚、私の専門の音楽畑の人々でも極く僅かの人しか持っていないような完璧さで私が所有していたあの感覚を喪いつつある・・・・・・・なにも聞こえないという場合、それがどんなに私にとって屈辱であったであろうか。・・・・・・・私は殆ど将来に対する希望を失ってしまい自ら命を絶とうとする・・・・・・・そのような死から私を引き止めたのはただ芸術である。私は自分が果たすべきだと感じている総てのことを成し遂げないうちにこの世を去ってゆくことはできないのだ。

と書かれてあります。

これをきっかけに、音楽は貴族や神様のためのものから、芸術に変わっていくのです。

貴族に気にいってもらうための音楽から、純粋に音楽を楽しみ、自分に湧き出てくるイメージを曲にするような概念がやってきました。

参考&引用:https://desireart.exblog.jp/240423314/

ベートーヴェンは、世の中の音楽へのイメージを変えてしまっただけではなく、なんとピアノも変えてしまったのです。

ピアノを制作する人たちは、ベートーヴェンの要求を受けて、一瞬で何100年もの進化をしたピアノを作り上げてしまいました。

ベートーヴェンと同時期にモーツァルトも偉大な作曲家として活躍しましたが、ベートーヴェンとモーツァルトでは作曲の仕方に違いがあります。

モーツァルトは、頭の中の音楽を五線譜に書き留めた。

(まさしく天才型ですね!)

その一方ベートーヴェンは少しずつ書き留めて、それを変化したり組み立てたり、時には何年もかけながら一つの作品を作曲していったと言われています。

ベートーヴェンの面白さは、こんなところにもあるようです。

演奏家をどうやって楽しませつつ、アジテーションもしていくのか……簡単にいえば、ベートーヴェンは演奏家に“やる気”を出させるのがうまいんです。

引用:https://brutus.jp/beethoven_classic01/?heading=3

実は私もベートーヴェンにやる気を出させられたことがあるような気がします。

ベートーヴェンを練習している時は、なぜかいつもに増して曲に入り込んでしまうのです。

例えば、モーツァルトを弾いている時は、私自身も頭の中のイメージで弾いている感じ。

その一方、ベートーヴェンは、進め!進め!と急がされながら、現実で弾いている感じ

がします。

みなさまは、どうですか?

まとめ

今回は、ピアノを弾く上で欠かせない二人の作曲家、バッハとベートーヴェンについてみていきました。

バッハは、ポリフォニーを使用した作品をたくさん作曲し、他の作曲家はバッハのポリフォニーを勉強して、自分の作品に生かしました。

そのため、バッハの作品を理解することは、他の作曲家の作品を理解して弾くことにつながります。

また、ベートーヴェンは、音楽の形やピアノ自体を変えてしまった作曲家です。

この2人の作曲家を理解して弾くことで、ピアノという楽器のことや、音楽全体のことがわかるようになるのではないでしょうか。

バロック時代について知ろう!バロック音楽とは?
こんにちは!音葉です。今日は、音楽を勉強する上で欠かせないバロック時代について書きたいと思います。 この記事では以下のようなお悩みを解決します! ・バロック時代の音楽を演奏することになった! ・バロック時代ってどんな時代? ・誰が活躍してい...

 

この記事を書いた人

はじめまして、音のジャーニーを管理している音葉です。

突然ですが、私は、世界中のいろいろな音が好きです。

雨の音、お湯を沸かしている音、料理している音、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声など。一度気になると、寝ることや勉強をすることなんて忘れて、聞き入ってしまいます。

そんな様々な音の中でも、クラッシック音楽に一番の魅力を感じています。

特別な音楽教育を受けたりしていませんが、ピアノとオーボエをメインに、気になる楽器といろいろ浮気をしつつ、毎日楽しく音を楽しんでいます。

幸運にも、日本だけでなく、アメリカとカナダでの生活を経験をし、それぞれの国で異なった音楽教育を受けることができました。

欧米では、音楽の本当の楽しみ方を教えてもらい、偉大な作曲家や、クラッシック音楽が今までよりも身近に感じられるようになりました!!

大学生になった今も、趣味として音楽をずっと続けれていることにとても幸せを感じています。

このブログを立ち上げた理由はただ一つ、私はとてもおしゃべりさんなので、音楽に関することで調べたこと、学んだこと、いいなと思ったこと、いろいろシェアしたかったからです。

このブログを読んでくださる人の中に、もし私みたいにいろいろな音が好き!という方がいらっしゃいましたら、ぜひあなたの好きな音を私にもシェアしてください!!

たくさんの素敵な音に出会えることをお待ちしています♪

音葉をフォローする
ピアノ楽器
音葉をフォローする
音のジャーニー

コメント

タイトルとURLをコピーしました