ピアノ バッハとベートーヴェンの重要性とは?なぜ練習する?

ピアノ

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ピアノのレッスンに通っていれば、必ず練習するバッハとベートーヴェン

バッハに初めて出会った時は、少し苦手意識を持ってしまう方も多いと思います。

なぜ、バッハとベートーヴェンはピアノを弾く上で欠かせないのでしょうか?

一言でいってまえば、バッハは音楽の父

ベートーヴェンは音楽の神様

と言われているからです。

今回は、この2人の偉大な作曲家の作品を学んでいく重要性についてみていきます。

・バッハを勉強する意味とは?

・ベートーヴェンを勉強する意味とは?

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バッハを勉強する意味

バッハが作曲した曲、例えば平均律などの楽譜はベートーヴェンだけではなく他の偉大な作曲家ショパンもたくさん勉強しました。

有名な話では、ショパンがマヨルカ島に行く際、バッハの平均律の楽譜を持っていったとい話や、自分の演奏会の前には平均律を弾いていたのだとか。

私たちが、バッハを必ず弾く理由は、他の作曲家たちもみんなバッハを練習していたからです。

バッハの作品を知らずには、他の作曲家の作品が弾けない、といっても過言ではありません。

それほど、バッハの作品には、大切な音楽の基礎が詰まっているのですね!

バッハは、インヴェンションやシンフォニア、平均律などの作品を、生徒のための教材として作曲しました。

それは、ただピアノを弾くための教材ではなく、作曲をしていくための教材でもあったのです。

バッハと聞くと、同時にポリフォニーという言葉も聞いたことはありませんか?

普段ピアノで曲を弾く時は、右手がメロディーを弾き、左手が伴奏を弾くことが多いと思います。

バッハの作品は右手も左手もどちらもが、メロディーを弾きます。

右手も左手も対等なんですね!

バッハの作品では1番はじめに習うであろう、インヴェンションの教材では、

2声で書かれています。

2声では、右手と左手が1音ずつ。

次に習うシンフォニアでは、3声で書かれています。

3声では、右手か左手が2音を弾きます。

3声では止まらず、4声、とどんどん難しくなっていくのですが・・・

とにかく、ポリフォニーを理解して、右と左のバランスを考えながら弾く練習にバッハの教材はぴったりなのです!

 

最後に、なぜバッハの作品を弾くことが他の作曲家の作品を弾くことに繋がるのか。

ショパンもモーツァルトもベートーヴェンなどの作曲家。

バッハ以降の作品には、ポリフォニーが当たり前のように盛り込まれて書かれているからです。

例えば、モーツァルトのピアノソナタ18番。

モーツァルトの最後のピアノソナタですが、これにはバッハのポリフォニーを元に書かれています。

実は、バッハの平均律にも同じような出だしの曲が出てくるんです。2巻だったかな。

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ベートーヴェンを勉強する意味とは?

まず、ベートーヴェンが生きていた時代の背景から。

ベートーヴェンの時代は、音楽は芸術ではなく、貴族のたしなみのため、教会で神に祈るために音楽がありました。

また、音楽家は貴族のお家にいって、ピアノを教えたり、貴族に気に入られてパトロンになってもらったりして、生計を立てていました。

しかし!!!

ベートーヴェンはこのような世の中を変えてしまったのです。

ベートーヴェンが30代の時に、耳が聞こえなくなってしまった、というのは多くの方がご存知だと思います。

32歳の時に書いた、ハイリゲンシュタットの遺書では、

・・・・音楽家の私にとっては他の人々よりもより一層完全でなければならない感覚であり、かっては自分がこのうえない完全さをもっていた感覚、私の専門の音楽畑の人々でも極く僅かの人しか持っていないような完璧さで私が所有していたあの感覚を喪いつつある・・・・・・・なにも聞こえないという場合、それがどんなに私にとって屈辱であったであろうか。・・・・・・・私は殆ど将来に対する希望を失ってしまい自ら命を絶とうとする・・・・・・・そのような死から私を引き止めたのはただ芸術である。私は自分が果たすべきだと感じている総てのことを成し遂げないうちにこの世を去ってゆくことはできないのだ。

と書かれてあります。

これをきっかけに、音楽は貴族や神様のためのものから、芸術に変わっていくのです。

貴族に気にいってもらうための音楽から、純粋に音楽を楽しみ、自分に湧き出てくるイメージを曲にするような概念がやってきました。

参考&引用:https://desireart.exblog.jp/240423314/

ベートーヴェンは、世の中の音楽へのイメージを変えてしまっただけではなく、なんとピアノも変えてしまったのです。

ピアノを制作する人たちは、ベートーヴェンの要求を受けて、一瞬で何100年もの進化をしたピアノを作り上げてしまいました。

ベートーヴェンと同時期にモーツァルトも偉大な作曲家として活躍しましたが、ベートーヴェンとモーツァルトでは作曲の仕方に違いがあります。

モーツァルトは、頭の中の音楽を五線譜に書き留めた。

(まさしく天才型ですね!)

その一方ベートーヴェンは少しずつ書き留めて、それを変化したり組み立てたり、時には何年もかけながら一つの作品を作曲していったと言われています。

ベートーヴェンの面白さは、こんなところにもあるようです。

演奏家をどうやって楽しませつつ、アジテーションもしていくのか……簡単にいえば、ベートーヴェンは演奏家に“やる気”を出させるのがうまいんです。

引用:https://brutus.jp/beethoven_classic01/?heading=3

実は私もベートーヴェンにやる気を出させられたことがあるような気がします。

ベートーヴェンを練習している時は、なぜかいつもに増して曲に入り込んでしまうのです。

例えば、モーツァルトを弾いている時は、私自身も頭の中のイメージで弾いている感じ。

その一方、ベートーヴェンは、進め!進め!と急がされながら、現実で弾いている感じ

がします。

みなさまは、どうですか?

まとめ

今回は、ピアノを弾く上で欠かせない二人の作曲家、バッハとベートーヴェンについてみていきました。

バッハは、ポリフォニーを使用した作品をたくさん作曲し、他の作曲家はバッハのポリフォニーを勉強して、自分の作品に生かしました。

そのため、バッハの作品を理解することは、他の作曲家の作品を理解して弾くことにつながります。

また、ベートーヴェンは、音楽の形やピアノ自体を変えてしまった作曲家です。

この2人の作曲家を理解して弾くことで、ピアノという楽器のことや、音楽全体のことがわかるようになるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人
音葉

はじめまして、音のジャーニーの音葉です。

突然ですが、お気に入りの音はありますか?

私は日常生活で聞こえてくる、いろいろな音が大好きです。

雨の音、お湯を沸かしている音、料理をしている音、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声。
一度気になると、寝ることや勉強をすることなんて忘れて、ついつい聞き入ってしまいます。

もうご察しかと思いますが、私はピアノを弾きます。世界で1番大好きな楽器です。

また、オーケストラでどうしても演奏してみたかった私は、木管楽器、金管楽器、弦楽器と 5つほどの楽器経験もあります。

プロのピアニストのような演奏ではないかもしれない、でも、あなたの演奏が自分や他の人を笑顔にできるなら、あなたは立派なピアニストであり、演奏家、そしてミュージシャンです☺️

だから、あなたも、ピアニスト/音楽家‼️ 一緒に練習がんばりましょう♪

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