こんにちは!音葉です。今日は、オーボエって高い楽器なのかについて書いていきます。この記事に出会ってくださった方の中には、オーボエを最近始めたばかり、買い替えたいなどいろいろなニーズを持った方がいらっしゃると思います。私がオーボエを始めた頃、買い替えたタイミングなどについてもお話ししていけたらと思います。
オーボエがどんな楽器かについては、他の記事で書いたので、そちらも参考にしてみてくださいね。https://otonojourney.com/archives/158
この記事は、以下のようなお悩みを解決します!
・オーボエって高い?
・オーボエってどうやって買うの?
・オーボエを続けるのにお金はかかる?
オーボエって高い?
率直にいうと、オーボエを続けるのにはお金がたくさんかかります。そして、楽器本体も高いです!!
なぜオーボエを続けるのにお金がかかるの?
ピアノは、一度買ってしまえば、あとは定期的な調律で満足に演奏することができますよね。そして、フルートやトロンボーン、トランペットなどの楽器も、定期的なメンテナンスのみです。では、オーボエはこれらの楽器とは何が違うのでしょうか。
答えは、リードです。
トロンボーンなどは、金属などでできたマウスピースを使用しますが、オーボエのリードは葦と呼ばれる植物からできています。つまり、半永久的に使用することができず、定期的に買い替え、そして作り替えが必要となってきます。私は、まだまだリード作りは初心者で、葦を直接購入して、切って…の作業はしていないので、写真はないのですが、リード作りはこんな形からスタートします。
水につけておくのですが、その後、こんな道具などを使って、あのリードの形にしていきます。
私がオーボエに憧れた理由の一つとして、のだめカンタービレの影響と以前お伝えしましたが、リード作りもその一つです。私も、どこかのベンチに座りながら、リードを削りたかったんです。まだまだその夢は叶いそうにありませんが…。
自分でリードを作れるようになれば、リードを作るのに必要な材料、そして膨大な時間がかかります。そして、自分でリードを作れるようになるまでは、リードを習っている先生や楽器屋さん、インターネットで購入しなければなりません。練習量にもよりますが、大体1ヶ月に2本、1本3000円弱はするので、毎月6000円くらいの出費になります。私が、カナダにいた頃は、練習をたくさんして、上達したのが先生の目に見えてわかったら、ご褒美にリードをもらっていました。そんなこともたまにはあるかもしれませんが、基本は毎月、レッスン費プラス6000円くらいかかります。
オーボエの購入
次に、オーボエ楽器本体がいかに高価かについて話していきたいと思います。私は、アメリカにいる時にオーボエを始めたのですが、楽器屋さんでレンタルをして始めました。その理由は、主に3つあります。
1あまりの難しさに嫌になって、続くかわからないこと
2初心者用の楽器はとても吹きやすいこと
3アップグレードをするとなった時に、何度も購入できるほど安い楽器ではないこと
初心者用のオーボエ
文字が入っている写真しか見つからなかったのですが、これが私が初めてレンタルしていた初心者用のオーボエです。大きな違いは、キーの数が少ないことと、キーに穴が空いていないことです。キーに穴が空いていないというのは、初めは、楽器を支えるので精一杯なので、キーを全て指で押さえ切れていなくても、音が鳴るようになっています。最近、楽器の修理に出している時に、初心者用のオーボエを吹いたのですが、かなり音が鳴りやすくてびっくりしました!
私が使っていたのは、ヤマハですが、そのほかにもたくさんメーカーがあります。ここでは、一般的にオーボエ界で信頼が強い3つのメーカーを紹介させていただきます。
メーカー | 品番 | 価格 |
ヤマハ | YOB431/432 | ¥484,000 |
マリゴ | ルメール | ¥490,000 |
F.ロレー | キャバール | ¥785,400 |
上級者用のオーボエ
もちろん、習い始めから上級者用を使うのはかなり難しいですが、やはり、初心者モデルでは、いつか限界がきます。私が買い替えたのは、ちょうどアメリカから帰国したタイミングでした。がんばっておしゃれ風な写真を撮ってみたのですが、こんな感じです。初心者モデルと比べると、キーの数も増えて、キーには穴も空いています。
私が購入した際、先ほどの3社のオーボエを試奏しました。やっぱり、私には、ヤマハがしっくりきたみたいで、ヤマハのオーボエを使っています。(実は、家にある楽器は全部ヤマハなんです)先日、メンテナンスしてもらった方に、あなたのオーボエとっても吹きやすいねと言ってもらえて、さらに満足しています。
では、どれほど価格が上がるのか先ほどと同じように表を作ってみました。
メーカー | 品番 | 価格 |
ヤマハ | YOB 831/832 | ¥957,000 |
マリゴ | Marigaux 901 | ¥1,230,000 |
F.ロレー | トラディショナル | ¥1,243,000 |
なんと、圧倒的にヤマハが安いことがわかりました。100万円前後で考えるなら、ヤマハ以外のモデルだと、中古品を検討することになりますね。中古の楽器でも、前に使っていたオーナーがとても上手だったら、同じように上達する可能性も大いにあります!ぜひ、自分に1番合っている楽器をさがしてみてくださいね。
まとめ
今回は、オーボエを吹くのにかかる費用について書いてみました。やっぱり、お金はかかりますが、それほど、手がかかるということで、楽器に対する愛着はたくさん湧いてくるはずです。ピアノなどの、コンサートホールに毎回持ち運べない楽器と比べて、オーボエは気軽にいろんなところに持ち運び、いつも自分の楽器で演奏することができます。だからこそ、あなたを魅了させるような、ぜひいい楽器に出会ってみてくださいね!
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