こんにちは!音葉です。今日は、ギネス世界記録で世界で1番難しい楽器と認定されているオーボエについて書きます。
この記事はこのようなお悩みを解決します。
・オーボエってどんな楽器?
・いろいろな楽器に興味がある
・これからオーボエを練習したいと思っている
オーボエってどんな楽器?
オーボエとはいったいどんな楽器なのでしょうか?オーボエと聞いて、どんな楽器を思い浮かべますか?
オーボエは、木管楽器に分類され、ダブルリードという特徴を持っています。フルートやクラリネット、ファゴットなどの他の木管楽器と並んで、オーケストラや吹奏楽などではソロがたくさんあって、目立つ楽器です。その一方で、あまりの難しさから、オーボエは奏者の数がとても少なく、あまり知られていないんです。この記事をきっかけに、もっとたくさんの人にオーボエのことを知ってもらえるきっかけになるとうれしいです!
オーボエの音色
オーボエは、C管といって、ピアノやフルートと同じように、ドを吹くとドの音が鳴ります。
オーボエの最低音はBb(シb)で、最高音はA(ラ)です。しかし、ソロや協奏曲でもこれほどの音域を求めらることはあまりなく、第3オクターブのF(ファ)まで吹けると、ほとんどの曲が問題なく吹けると言われています。
フルートほどの高音は出ないものの、とても綺麗な音のフルートとは違って、オーボエでは、とてもぬくもった、人のあたたかさの様な、とても落ち着く音がします。また、クラリネットほどの低音も出ないため、心地よい音域しか出ない楽器です!
オーボエの曲
心地よい音域とはいっても、パッとどんな音か思い浮かばないかもしれません。一度、YouTubeで聞いてみましょう。私の思い出深い曲や、ジブリの曲などを集めてみました。ぜひ、私の思い出話と一緒にお楽しみください。
モーツァルト オーボエ協奏曲 Kv314
私が、オーボエをするきっかけとなった曲です。当時小学校3年生だった私には、必ずのだめカンタービレをみるというルーティンがありました。それは約3年間ほぼ毎日続いたのですが、その中でも、私はオーボエ奏者の黒木くんが吹くこのモーツァルトのオーボエ協奏曲に憧れたのです。なのに、小学校の時はトロンボーンを選んだ私…。初めて憧れてから7年後、高校生になってようやくオーボエを習い始めました。そんな私にとっては思い出に溢れた大好きな曲です!
しかし、この曲は、必ずと言っていいほど、コンクールやオーケストラの入団試験の課題曲に選ばれ、実はとんでもなく難しい難曲なんです。
マルチェロ オーボエ協奏曲
では、次は私が1番練習した曲です。初めてのユースオーケストラのオーディションに向けて練習をたくさんしました。オーボエは、バロック時代に作られた音楽(バロック時代の記事を参照:https://otonojourney.com/archives/91)を演奏するのがとても難しいといわれています。バロック時代のオーボエは今のオーボエほど複雑な構成ではなかったのです。
ラヴェル クープランの墓
次は、オーケストラの中で、どのようにオーボエがソロを吹くのかみていきます。このソロを演奏しているのは、Albrecht Mayer (アルブレヒト マイヤー)というドイツのオーボエ奏者です。現在、世界一有名なオーボエ奏者ともいわれています。私も、運良く、目の前でその演奏を見ることができたのですが、ほんとうに感動しました。
リムスキー=コルサコフ シェラザード Op35
また、オーケストラの中のソロです。こちらは、オーボエのソロの前にファゴットという、オーボエと同じダブルリードの楽器がソロで吹いています。ダブルリードの音のぬくもりをかんじられる曲です。
久石譲 千と千尋の神隠しよりふたたび
こちらは、日本人なら一度は聞いたことがあるであろう、有名なジブリの音楽のオーボエソロ版です。とってもきれいな音色に、オーボエの魅力を再発見できるのではないでしょうか。
まとめ
オーボエが世界で1番難しい楽器の噂は本当でした。しかし、難しいからこそ、やりがいがあるのではないでしょうか。今回は、簡単にまとめてみましたが、次は、オーボエの吹き方や、どんな音楽があるのか、オーボエのリードのことなどについて詳しく書いていく予定をしているので、興味のある方は、ぜひ楽しみに待っていてくださいね。
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