こんにちは、音葉です。小さな子どもがいる方なら、きっと何の習い事を選んだらいいのかな?と日々たくさん調べられていることだと思います。
また、習い事のおすすめランキングなどを調べると、絶対ピアノが入っているけど、なぜピアノ?という疑問にもお答えしていきます♫
そもそも、ピアノはどの年齢の方にとっても、メリットがたくさんある習い事です!
この記事では、以下のことに注目をしながら、ピアノを習うメリットについて考えていきます。
・なぜ多くの方がピアノを習うの?
・ピアノを習うメリットは?
・ピアノを習うことで何が得られる?
ピアノという習い事
いつの時代も、ピアノは、定番の習い事ですよね。
学年が上がれば、上がるほどピアノを習っている人はだんだん減っていきますが、それこそ小さいときは、クラスでもほとんどの子がピアノを習っていたりします。
大人になってから、ピアノを習い始める方も、その約半分は小さい時に習った経験がある方です。
ピアノを習うメリット
音楽にはいろいろなジャンルがあります。
クラッシック音楽以外の例えば、ジャズでも、そのメロディーを感じ取り、聞くのを楽しんだり、音楽と共に踊ったりすることで、感受性を豊かにすることができます。
それらは、ピアノを習っていなくてもできることですが、ピアノを習うことで得られるものとは何でしょう?
集中力
ピアノが上達する秘訣の1つ、集中力を身につけることができます。
集中力は、ピアノのみに必要な力ではありません。
学校、仕事、普段の生活に欠かせない力です。
ピアノは、他の楽器とは違って、両手、そしてペダルをふむ足を全部駆使して、演奏をします。
目は、楽譜をみて、耳は、自分がたった今鳴らした音を聞いています。
また、楽譜は、右手はト音記号、左手はヘ音記号、全く別の記号で書かれた楽譜を見て同時に理解をしています。
これほど、全身を使ってピアノを毎日練習していたら、体のあらゆるところをコントロールし、集中力を養うことができます。
暗記力
ピアノが上達する秘訣2つ目にもある、暗記力です。
ピアノは、他の楽器と違い、必ず楽譜を覚えて弾かなければなりません。
1曲が30分ほどの曲もあります。
ピアノ協奏曲となれば、オーケストラと合わせてもその暗譜力が必要なのです。
最初は、暗譜と聞くととても難しそう、ハードルが高い、といったイメージを持ちがちですが、回数をこなすごとに、どんどん覚えられるようになっていきます。
努力する習慣
ピアノが上達する秘訣3つ目、努力です。
ピアノは、毎日短い時間でも、継続して練習することが必要です。
練習してもしても、なかなか上手になれなかったり、たまには練習が嫌になることもあるかもしれません。
ピアノを続けていくと、どんなことがあっても努力を続けれる、そんな忍耐力も養えるのです。
音感
ピアノが上達する秘訣、4つ目です。
音感やリズム感があると、ダンスなどでも役立てることができます。
あまり、普段の生活では音感やリズム感を意識して生活することはないと思いますが、持っていて損することはありません。
例えば、日本語以外の言語を学ぶ時、音感やリズム感がある方が習うと、早く習得できるそうです。
それは、音を聞き分ける能力がピアノを習っていない人よりも発達しているため、言語にも活かせるみたいです。
脳の発達
ピアノは、体のあちこちを駆使して演奏をする、と先ほどお話ししました。
それは、同時に、脳が発達するということなのです。
私は、脳にはあまり詳しく無いので、日本でも有名なコンクールが出しているサイトを参考に解説していきます。
引用:https://research.piano.or.jp/series/piano_happen/brain/2019/09/taki02.html
脳の表面にある大脳皮質は、「前頭葉」「頭頂葉」「側頭葉」「後頭葉」の4つに分かれていて、それぞれ異なる役割を担っています。
人間の脳は後ろから前の方に向かって発達していきます。最初に発達する「後頭葉」は、主に視覚情報を処理する部分です。「側頭葉」は聴覚や記憶を、「頭頂葉」は空間認知などを担います。一番遅く思春期ごろまで発達する「前頭葉」は、主に思考や判断を扱います。
楽譜を見てピアノを弾く場合、「見る」という作業は後頭葉の視覚野 ㋐で処理されます。その視覚情報は、側頭頭頂部 と前頭前野 の「作業記憶(ワーキングメモリ)」を担う領域で一時的に蓄えられます。
そこから実際に「弾く」前にもう一つ、「弾こうとする」という「実行機能」という過程が入り、前頭前野 ㋒が関わってきます。
いよいよ「弾く」という運動が開始されるわけですが、ピアノの場合、鍵盤の場所や距離感を認知するために、まず頭頂葉背側経路 ㋓にある部分で「空間認知」を行います。
そして「巧緻運動(指先を使った細かな動作)」を担う前頭葉運動野 ㋔からは体のあらゆる部分への指令が出されるわけですが、ピアノを弾く場合、左右の指先、肘、肩、体幹、足の筋肉、関節などと、同時にいくつもの部分に指令を出しています。
指先の運動によって打鍵された音は、側頭葉にある聴覚野 ㋕で音情報として受け取り、2か所の言語野(ウェルニッケ野 ㋖、ブローカー野 ㋗)の働きによって、「これはドだ、レだ…」と理解されます。
弾いた音を聴いて、「間違えた」「大きすぎた」「もっとこう弾きたい」といったフィードバックが働き、瞬時に次の「運動の調節」に入ります。この時には、運動野や聴覚野に限らず、その周辺やもっと深い「視床」「基底核」「脳幹」「脊髄」といった領域までが複雑に関わってきます。
演奏中は、「見る」→「たくわえる」→「弾こうとする」→「弾く」→「聴く」→「フィードバック」の作業が、常に新しい情報を得て、しかも同時進行的に行われているわけです
なかなか難しいですが、ピアノを演奏する手順一つ一つが、脳のいろいろな部分を使っているので、脳もたくさん発達するということですね!!
脳の影響、と聞くと、子どもだけでなく、お年寄りの方や、大人の方も、ピアノ習ってみようかな♪と気になるのではないでしょうか。
これからは、また、先ほどのコンクールのサイトを参考に、年齢別に少し見ていきます。
子ども
引用:https://research.piano.or.jp/series/piano_happen/brain/2019/08/taki01.html
「子どもにとって楽器演奏をすることは、脳の発達によい」
参考:https://eys-kids.com/media/piano-brain/
ピアノを習うことで、協調性やいろいろな問題に立ち向かう力、主体性、思いやりなどの人間力を養います。
人間らしさは、HQと呼ばれているのですが、塾やそろばん、といった学習の習い事や、スポーツをしている子どもよりも、ピアノを習っている子の方が、高いことがわかっています。
学校でも家でもなかなか教えるのが難しく、身につきにくい人間らしさですが、ピアノを習うことで手に入れられるなんて、最高ですよね!
お年寄り
引用:https://research.piano.or.jp/series/piano_happen/brain/2019/08/taki01.html
「高齢者にとって楽器演奏などの趣味・好奇心を持つことは、認知症のリスクを低下させ、健康的な脳の維持によい」
最近、60代や70代、80代までもがピアノを習いに行く方が増えています。
何歳になっても、新しいことにチャレンジしようと思える精神、とっても素敵ですよね!
ピアノを弾くことは、認知症を予防する効果があったり、人生にわたって、健康な脳を維持し続けることができます。
主観的幸福度が高いほど、脳の健康にリスクを与えるストレスレベルを下げる効果があります。従って「ピアノの上手下手」よりも「好きで楽しんでいる」ことの方が、健康的な脳の維持に大切
確かに、ピアノを習っていると、上手だとか下手だとか、ということに目が行きがちですが、常にピアノを楽しみながら演奏したり、日々努力することが1番大切なんですね!!
まとめ
今回は、ピアノが脳にもたらす効果を重点的に、ピアノがどの年齢の方にもおすすめな習い事であることを見ていきました。
難しい内容も少しありましたが、少しでもピアノという習い事について知っていただけたなら嬉しいです。
2ピアノを習うことで得られるスキルや知識は、日常生活でも欠かせないもの
3ピアノは脳を活性化し、認知症予防やさらなる脳の発達を促進する
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