こんにちは、音葉です。
突然ですが、みなさんのピアノは88音全部鳴りますか?
私の家にあるアップライトピアノは、なぜかある一定の季節だけ、真ん中のシの音が鳴らなくなります・・・
ある日突然、弾いているのに音が出ない!という現象が起こるようになって、
毎回音が出ないわけではありませんが、たまにシの音、またはカスカスのシの音か、鳴りません。
練習していてもよく使う音の一つなので、ピアノを弾くのが嫌になっちゃうことも笑
今回は、もしアップライトピアノの音が鳴らなくなったら考えられることや、対処法をお伝えしていきたいと思います!
・アップライトピアノの音が鳴らなくなった
・鍵盤は押しても上がってくるけど、音が出ない
・音が出てもカスカスの音しか出ない
ピアノの音が鳴らない原因1
ピアノの鍵盤の中でも特定の場所、特定の音だけ鳴らない場合は、こんなことが原因かもしれません。
湿度が高い環境にピアノを置いていて、湿気を吸った
ピアノの中には、木やフェルトなど、湿気を吸うと膨張したり、そういった変化に弱い部品が多数使われています。
そのため、普通より湿気を吸い過ぎてしまうと、ピアノの中の部品の動きが鈍くなってしまいます。
梅雨の時期や雨がたくさん降った後などは要注意ですね。
また、水道を良く使う場所、例えばキッチンなどにピアノを置かれている方も要注意です。
キッチンとリビングがつながっているお家では、子どものピアノの練習が料理をしながらでもみれるようにリビングに置いている方も多いと思います。
その場合は、ピアノの中(ピアノのペダルの近く)に乾燥剤を入れてあげるのも一つの対策だと思います。
ピアノの音が鳴らない原因2
また、ピアノの中にある、ブライドルテープというのが切れてしまった時にも、音が鳴らなくなります。
このテープは、弦を叩いたハンマーを元の場所にもどす役割があります。
この場合は、ほとんどがピアノの経年劣化が原因なので、修理してもらうとまた元通りになります!
湿気とピアノ
湿気で、音が鳴らなくなることがある、とお伝えしました。
他にも、湿気が原因でピアノの演奏や練習に支障がでてくることがあります。
例えば、音量のコントロールができなくなったり、一度しか鍵盤を押していないのに、2回音がなることもあります。
ピアノは、とてもデリケートな楽器で、1日にたくさん練習をしたり、よく弾く音域などは狂ったりしやすくなります。
また、ピアノを置く環境がとても大切です。
例えば、直射日光がずっと当たっている部屋や、窓がずっと開けっぱなしの部屋などに設置するのは避けたほうがいいと言われています。
また、ピアノを置く部屋を変えた時や、引越しをして以前とは異なった環境にピアノを置くときは、ピアノが環境に馴染む時間が少し必要です。
エアコンの使い方
ピアノを置いている部屋が、誰かがいつもいる部屋ではない場合があると思います。
夏場だと、暑いし、冬場だと寒い。
手を温めてから弾くためにも、エアコンをつけると思います。
その際、エアコンやストーブはピアノに直接当たらないようにするのがおすすめです。
また、床暖房や除湿器などを設置している場合は、あまり部屋を乾燥させ過ぎないように、反対に加湿器を置いている場合は加湿しすぎないように気をつけなければなりません。
ちなみに、ピアノが快適と思う環境は、人間と似ているんだそうです。
室温15〜25度
湿度50%〜70%
ピアノも生きている家族の一員です。
湿度や温度に気をつけながらきちんとお世話して、長生きしてほしいなと思います。
参考:https://www.kawai.jp/support/service/piano/maintenance/m02/
修理方法
こちらはグランドピアノですが、ピアノの音が出ない時、どのように修理していくか気になる方は、ぜひご覧ください!!
実際にピアノの中をみてみると、いろいろな発見があります!
まとめ
今回は、ピアノの音が鳴らない時の対処法や、エアコンの使い方についてみていきました。
ピアノはとてもデリケートな楽器で、湿度や温度、いろいろなことを考えなければなりません。
しかし、ピアノが大好きなわたしたちにとっては、欠かせない存在なので、大切に扱いたいなと思います。
2ピアノには最適な温度と湿度があるので、それを大幅に超えてしまうと、ピアノの中の部品が故障したり性格に動かなくなったりする
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