こんにちは、音葉です。
ピアノのレッスンで、たくさん練習したから、この曲はきっと合格できる!と思って行ったのに、合格できなかったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
私も、まだ合格できないだろうなぁと思っていた曲が合格したり、もうそろそろ飽きてきたから合格したいなと思っていた曲が全然合格しなかったり。
もちろん先生や生徒の目指す所によって基準は異なると思いますが、今回は一つの合格の目安についてみていきたいと思います。
・ピアノの曲はどの基準で合格になる?
・1回で合格はできる?
合格の基準
ピアノのレッスンが、それぞれ生徒の年齢や正確、目指している所によって異なっているように、合格の基準も異なっています。
しかし、多くの場合が、最低ラインがあるように思います。
例えば、変な指遣いをしていたり、曲の途中で止まってしまったり、またリズムが間違っていたりすると、合格ができないことが多いです。
その一方で、必ずしもその最低ボーダーラインを超えていなければ合格ができないというわけではありません。
例えば、1曲を通して弾き直しが多いにも関わらず、合格することもあります。
それは、先生がその曲を間違えずに弾くことが目標ではなく、違うことが目標で課題に出したからだと考えられます。
また、年齢によっては、1つの曲を長い間取り組むと、ピアノ自体が嫌になってしまう可能性もあります。
そのため、なんとなくできている場合でも、合格になって次の曲に進むこともあります。
ピアノの先生の意見
ピアノの先生の意見の中には、
小さなお子さんの1週間と大人の1週間では体感が異なるので、大人の感覚で時間をかけないように留意すべき時もあります。
といった意見がありました。
確かに、小学校に通っていないくらいの子どもの頃は1週間がとても長かったように感じます。
しかし、大人になるにつれて、いろいろな課題や家事に追われて、あっという間に1週間がすぎてしまいます。
ピアノの先生だけに関わらず、ピアノの練習をみているお母さんやお父さんも、子どもの1週間の感覚を気にする必要があるのかもしれません。
また、このような意見もありました。
完璧に近づけるまで繰り返し努力することはとても大切です。
当教室も、発表会の曲は早くから準備をして、強弱や表現を作り込み、しっかり暗譜で弾けるようになるまで何ヶ月も練習に取り組むようにします。ですが、導入期のレッスンでは、短い曲を次々にたくさん譜読みして、音符の読み方を覚えることも同じくらい重要です。
なので、同じ曲を繰り返し弾いて100%に近づける努力をするよりは、少し難はあってもとりあえず形にして次に進むことがよりよい練習になる場合もあります。
ピアノを初めて間もない頃に弾く曲は、片手づつだったり、とても短かったりします。
その時期に、完璧に音楽として成立するようなピアノの演奏を求めるのではなく、とても楽しくピアノを進められるような取り組み方をすることは、とても大事だと思いました。
とはいえ、もちろん時間をかけてじっくり1曲ずつ取り組むという練習も必要不可欠です。
発表会など、人前で演奏する機会があるのであれば、その時は、じっくり高い完成度を求めて練習するといったことも大切だと思います。
私は、ピアノが上手になるにつれて、レッスンに行きたくないと思うようになりました。
それは、ピアノが嫌いだからレッスンに行きたくないのではなく、1週間一生懸命に練習したけれど、先生に見てもらうにはまだ早いと感じるようになったからです。
あともう少し時間があれば、こんなこともできるようになるのに・・・と思い始めると、ほんとうに1週間があっという間に感じます。
その一方で、ピアノを初めて間もない頃や、再開したばっかりの頃は、先生に直してもらったところやアドバイスを1日で解決してしまって、あぁ週に3回くらいレッスンがあったらいいのになと思っていました。
これは、ピアノのレッスンの合格基準と同じだと思います。
難しい曲になるにつれて、自分自身が求める完成度もどんどん高くなっていきます。
すると、先生からもらう合格関係なく、一生懸命取り組めるようになり、先生ももっと高いレベルで合格を渡してくれるようになると思います。
引用:https://www.piano-k.net/article/kikaku_2111_qa_00057.html
まとめ
今回は、ピアノのレッスンでの合格基準について考えていきました。
ピアノの経験値が上がるにつれて、自分が目指すレベルも、先生にこのレベルまでできるはず!と思ってもらえるレベルも上がります。
なかなか合格をもらえないと心配な方は、一度先生と、合格のレベルや目指している曲などについてお話ししてみるのもいいかと思います。
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