こんにちは、音葉です。
新しい曲を始める時、特に自分のレベルより上の、すぐには弾けなさそうな曲を譜読みするとき、
とても大きな壁を感じませんか?
私は、いつもとても大きな壁を感じています。
そして、自分が今までしてきた譜読みの仕方があるはずなのに、ついつい「難しい曲の譜読みの仕方」や「譜読みが簡単にできる方法」と調べてしまいます。
とてつもない大きな壁に直面すると、人間はできるだけ簡単にその道を通ろうと他の方法を探してしまうものなのでしょうか・・・
それはさておき。
今回は、ピアノを普段一生懸命がんばっている方が、難しい譜読みを前にして大きな壁を感じた時に、いつでも戻ってきて、よし!がんばろう!と思えるようなそんな記事です。
・ピアノの譜読みをする時の心構えとは?
・譜読みで詰まったら覚えておいてほしいこと
難しい曲の譜読みは成長できる
譜読みが得意な方でも、難しい曲の譜読みをするときは、先が見えず、どうしたらいいの?何から始めたらいいの?とわからなくなりがちです。
私は、譜読みが大好き人間なのですが、難しい曲の譜読みを前にすると、本当に頭が真っ白になります。
しかし、難しい曲にチャレンジし、諦めずに譜読みをすると、必ず一歩先の自分に成長することができます。
譜読みの段階から曲の細かいところを知る
まず、難しい曲にチャレンジすると、こんないいことがあります。
すぐにすらすら両手で弾けてしまう曲は、譜読みも楽でラッキーですよね。
しかし、だいたいこんな曲、と大きく曲をみていませんか?
どんな音が使われていた?
この音はなくてはならない音?
と一つ一つの音には十分に向き合えていないのではないでしょうか。
その反面、2、3小節を部分練習して、片手で弾いて、両手で弾いてもなかなか弾けるようにならない曲は、曲が完成するのは遠い未来のように思えて、大変です。
しかし、無意識のうちに、一つ一つの音や、細かいところに注意しながら譜読みを進めていませんか?
何度も部分練習をして、片手で弾いて、を繰り返しているうちに、
あ!ここは左にメロディーが移っている
あ!この和声きれいだなぁ
そんな発見をたくさんしながら譜読みをしていることと思います。
これを積み上げていくと、両手ですらすら弾ける頃には、きちんとわかった上で弾いているので、音を間違って弾いてレッスンで注意されることも減るかと思います。
その曲に全力!
自分が弾きたい曲なら、期限はないのでゆっくり譜読みをしていても間に合います。
しかし、ピアノのレッスンで出された課題は、難しいからといって、何週間もかけて譜読みをするわけにはいきませんよね。
私は、どれだけ難しい課題曲を出されても、1週間後にはもうレッスンが待っているので、その1週間は寝ても起きてもその曲のことで頭がいっぱいです。
寝る前に録音だけでも聞いてから寝ようかな、起きたら他の人の演奏を聞いて、自分の理想の演奏を探してみよう!
と、思い入れも強くなり、どんどんその曲と向き合えていきます。
完璧じゃなくて大丈夫
過去にたくさん譜読みに関する記事を書いてきました。
譜読みは、
2音符や強弱を正確に弾けること
が大切です。
しかし、とっても大きな壁を感じながらも一生懸命にその曲に向き合っているのであれば、この通り100%完璧に譜読みをする必要はないと思っています。
例えば、ソナタであれば、提示部と展開部と再現部に分けます。
(ソナタ形式:提示部(主調)→展開部→再現部)
提示部と再現部は転調していたり少し違いますが、形は似ています。
とりあえず、1曲全部弾けるようになるのではなく、提示部と展開部がまず弾けるようになることを目指します。
なぜなら、それだけで少しページ数は減りますし、提示部がきれいにまとまってからの方が、再現部が弾きやすくなるからです。
途中で嫌になって、再現部の譜読みを後回しにしたら曲が完成できないかも・・・と思う方にはあまりおすすめはできませんが・・・
絶対この曲を完成させるんだ!と思っている方には譜読みが少し楽になる方法です。
難しい曲から学べる
難しい曲は学ぶことがたくさんあります!
こんなにページ数が多いの?4声が絶対でてくる!聞く音がたくさん!と発見がたくさんあります。
初めはすっごく大変です。
でも、それを乗り越えて、曲がある程度弾けるようになれば、それは必ず自分の自信へと繋がります。
なーんだ、自分にも弾ける、これくらいのページ数余裕!
反対に、自分に足りないテクニックにも気づくことと思います。
すると、練習曲にもより真面目に取り組むようになるかもしれません。
難しい曲にチャレンジすることは、自分のピアノへのモチベーションをただ上げるだけではなく、自信に繋がり、結果、ピアノ全体の成長に繋がります。
まとめ
今回は、難しい曲の譜読みへの向き合い方についてみていきました。
これらは私自身にいつも言い聞かせて励ましていることです。
この記事が、譜読みを頑張っている方に届いて、一緒にさまざまな曲にどんどんチャレンジしていけますように!
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