こんにちは、音葉です。
みなさんの頭の中には、自分だけのピアノの先生がいますか。
また、ピアノのレッスンに行けるほど上達していないから行きたくないな、そう思うことはありませんか?
私の頭の中には、ピアノの先生も人生の先生もいろんな先生がいて、毎日いろいろなことを注意されます。
その中でも、特に頭の中のピアノの先生はとても厳しくて、
この音が聞けてない、この音だけ大きい、バランスが悪い、音が雰囲気にあっていない
などダメ出しばかりされます。
たまに褒めてもらえます☺️
練習せずにレッスンに行ってるわけではないのですが、
ちゃんと練習しているからこそ、自分の中でも気になることがたくさんあり、
あぁ、頭の中のピアノの先生の言うこともまだ全然消化しきれてないのに、ピアノのレッスンに行っても同じことを言われそう、そう思ってしまいます。
と、私はかなり完璧主義で、いつも完璧じゃないと、と思ってしまいがちです。
しかし、よく考えてみれば、ピアノを弾いている以上、絶対に完璧というものがなくて、
今日はいい演奏、完璧だ!と思っても、明日の少し成長した自分は納得していないだろうし、それこそ20年後の自分からみると、とてつもなく拙い演奏なのだと思います。
それが普段の家での練習であっても、レッスンであっても、常にその時に持っている能力やテクニック、そういうものを全て出し切れるように努力を続けていきたいです。
レッスンに持っていく曲の完成度
私は、自分が納得するレベルで持っていきたいと思っています。
例えば、新しい曲をもらったばかりの次の週だと、最低でも両手でゆっくり弾けるようにしようと思います。
ただ、その時に、10ページを全部両手でとりあえず弾けるようにしていくのか、10ページのうち4ページを両手で間違いもなく弾けるようにしていくのか。
それはいつも迷うところですが、最近では、後者の方を選ぶようにしています。
少し前まで、できるだけたくさん!と思っていたのですが、
前から少しずつ完璧にしていく、という方針の先生に出会ったことをきっかけに、
少しずつ完成度を高めるようにしています。
10ページを一気に見てしてしまうメリットとしては、途中で曲を挫折しにくいことがあります。
最後まで曲を知っているし、とりあえずなんとなくは弾けるので曲を諦めにくいなと感じます。
その一方で、少しずつ完璧にしていく方では、曲を最後まで習わないうちに飽きてしまったり、違う曲を習いたくなる可能性もあります。
私も初めの方は、このやり方のおかげで、いくつかの曲を未完成のまま終わらせてしまいました。
しかし、曲も、なんとなくで選ぶ、のではなく、自分の好きな曲、ずっと弾き続けていきたい曲を選ぶようにしたことで、最初からコツコツ型でも、どれだけ長くても最後まで飽きずに習うことができるようになった気がします。
もう一つの考え方
数年前、日本語を教えていた時に、ある人に言われたのが、
私は、一つ一つが完璧ではなくても次に進んでいきます。
もし、後でつまずいたら、また戻って復習するスタイルです。
いつも完璧を求めていた私にとっては、少しびっくりした考え方でした。
しかし、完璧をいつも求めていれば、時間がとてつもなくかかります。
その一方でこの考え方であれば、とりあえずはどんどん進んでいくことができます。
ピアノでも、この考え方が応用できるかもしれません。
先生は練習したか分かる?
少し有名な話ですが、ピアノの先生は、たくさんの教えてきた経験があればあるほど、
生徒がドアを開けた瞬間にその生徒が練習してきたか、練習してきていないかが分かるそうです。
私は、練習しても自信がない方なので、どう見えているのか気になります!
まとめ
今回は、今の曲の完成度ではピアノのレッスンに行くのが怖いな、そんな思いに自分自身がどう答えるかについてみていきました。
私は、ピアノの曲は、人前やコンサートで弾けるくらいのレベルに達しても、いつまでもその先があり、常に自分とともに進化し続ける、そんなものだと思っています。
そんな成長を楽しみつつピアノも楽しむことができたらいいなと思います。
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