絶対音感はあった方がいいのか?本当のメリットとデメリットとは?

楽器

こんにちは、音葉です!今日は、音楽に触れている方なら一度は疑問に思ったことがある絶対音感について書きます。私自身、絶対音感を持っているので、私自身が感じることや体験もお話しできたらと思います。

この記事は、以下のお悩みを解決します!

みどみど

・絶対音感ってなに?

・絶対音感があったら何がいいの?

・絶対音感があると何が悪いの?

・絶対音感は訓練や練習でつけることができるの?

絶対音感とは?

絶対音感と聞くと、どんなイメージをしますか?音楽ができる人、世の中の音が全て音階(ドレミファソラシ)に聞こえる人、幼少期から英才教育を受けてきた人、親も音楽家の人などでしょうか。反対に、絶対音感を持ってる人から話を聞いたことがある方は、もしかすると不便だとか、持っていても嬉しくないなど聞いたことがあるかもしれません。

もちろん、絶対音感と一言で言っても、いろいろな種類があります。世界中のすべての音が音階で聞こえる人、単音(和音ではなく1つの音)だけだったらわかる人、自分の演奏する楽器ならわかる人、臨時記号(bや#)がついていない音だったらわかる人などさまざまな人がいます。

そんなに曖昧な定義だったら、たくさんの人が絶対音感を持っているのではないか思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、絶対音感を持っているのは、世界でも人口の約3%しかいないと言われています。また、絶対音感をつけるトレーニングをせずに、生まれつき絶対音感を持っている人は、人口の約1%に満たないくらいなんです。そう考えると、実はすごくレアな存在なんですね。

音葉さんは、絶対音感を持っていると言っていたけど、どうやって身につけたの?

音葉
音葉

絶対音感のトレーニングをしてないし、ソルフェージュも小さい時はしていなかったから、生まれつきじゃないかなと考えているよ!

音葉さんが思う、絶対音感のメリットとデメリットは何?

音葉
音葉

私が思うメリットは、すべての音が音符どおりに聞こえるから、暗譜がしやすかったり、弾き間違いに気づきやすいことだと思う。それに、楽譜を見ただけで、頭の中で音を再生できることかな。

音葉
音葉

反対にデメリットは、いろいろな音が気になったり、移調楽器を吹くと違和感を感じることかな。私の場合、オーボエはC管だけど持ち替え楽器のイングリッシュホルンはF管で、ドを吹いているのに出てくる音はファだから、すごく不思議な気分になるよ。

絶対音感のメリットは?

絶対音感は特別なトレーニングをしてもつけたいくらい、メリットがたくさんあるのでしょうか?ひとつひとつ見ていきたいと思います。

暗譜がしやすい

自分が弾いている音が楽譜で見ても聞いても同じ音なので、暗譜がしやすくなります。例えば、できるだけ嗅覚や聴覚、視覚を駆使すると、テスト勉強がはかどると言われているのと同じ原理ですね!

聴音テストに役立つ

音高や音大、その他の音楽関連のテストには、必ず聴音という分野があります。聴音は、一言で言うと、英語のリスニング試験の様なもので、音を正確に早く聞き取る力が試されています。聞いた音がすぐに何の音か分かることで、すぐに楽譜に書き起こすことができるため、リズムさえ間違えなければ、それほど苦労することなくできます。

特別感がある

メリットでもデメリットでもありますが、先ほどもお伝えした通り、絶対音感は持ちたい人なら誰でも持つことができるものではないため、絶対音感を持っているだけで特別感があります。しかし、絶対音感を持っていると言った瞬間、いろいろな音を出されてこれは何の音でしょうか?というテストが始まってしまうんですが…。

絶対音感のデメリットは?

音楽を思う様に楽しめない

クラッシック音楽に関わらず、例えば歌詞がついているポップ音楽などもすべて音階で聞こえるため、歌詞が全く頭に入ってきません。そのため、音楽を雰囲気や感情で楽しむことが難しい場合もあります。

移調楽器に違和感を覚える

先ほどお伝えしたように、移調楽器は、楽器から出てくる音と自分が楽譜で見る音と異なります。そのため、とても違和感を感じます。

転調に気づかない

絶対音感があることで、曲の中の転調に気づくことができません。そのため、曲の理解を深めるためには、耳を頼りにするのではなく、自分の知識と目で確かめる必要があります。

絶対音感のトレーニングとは?

近年、絶対音感をつけるために特別な訓練を行なっているピアノ教室や音楽教室が増えてきました。生まれつき絶対音感を持っている人口は、1%未満ですが、誰でもトレーニングにより絶対音感を身につけることができます。しかし、絶対音感をつけるトレーニングは6歳半になるまでに行わないと効果は全く見られず、つけることができないと言われています。その中でも、聴覚が発達する4歳から5歳までに始めるのが効果的と言われています。また、小学生〜大人の方は、絶対音感をどのようなトレーニングをしても身につけることが可能ではないため、相対音感(音の高さの違いを認識し、基準の音から考えて音を言い当てる)のトレーニングをすることが多いです。

まとめ

絶対音感は、音楽家になるのに必ず必要ではありません。また、絶対音感があることで、損をしたり、絶対音感を持っていない方と音楽の捉え方が違うかったりします。絶対音感を持っている方も持っていない方も、これから自分の子どもにトレーニングをしようと考えている方にもすこしでも、この記事を通じて絶対音感の本当のメリットとデメリットを知っていただければ光栄です。

この記事を書いた人

はじめまして、音のジャーニーを管理している音葉です。

突然ですが、私は、世界中のいろいろな音が好きです。

雨の音、お湯を沸かしている音、料理している音、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声など。一度気になると、寝ることや勉強をすることなんて忘れて、聞き入ってしまいます。

そんな様々な音の中でも、クラッシック音楽に一番の魅力を感じています。

特別な音楽教育を受けたりしていませんが、ピアノとオーボエをメインに、気になる楽器といろいろ浮気をしつつ、毎日楽しく音を楽しんでいます。

幸運にも、日本だけでなく、アメリカとカナダでの生活を経験をし、それぞれの国で異なった音楽教育を受けることができました。

欧米では、音楽の本当の楽しみ方を教えてもらい、偉大な作曲家や、クラッシック音楽が今までよりも身近に感じられるようになりました!!

大学生になった今も、趣味として音楽をずっと続けれていることにとても幸せを感じています。

このブログを立ち上げた理由はただ一つ、私はとてもおしゃべりさんなので、音楽に関することで調べたこと、学んだこと、いいなと思ったこと、いろいろシェアしたかったからです。

このブログを読んでくださる人の中に、もし私みたいにいろいろな音が好き!という方がいらっしゃいましたら、ぜひあなたの好きな音を私にもシェアしてください!!

たくさんの素敵な音に出会えることをお待ちしています♪

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コメント

  1. 学習者側の意見と書かれているかも知れませんが、クラッシックの初心者に向けて誤った情報が多く記載されています。クラッシック音楽の解釈について、安易な書き方だと感じます。

    ペダルにしても、楽譜の版にしても、作曲家の時代背景についても、専門家でないことが分かるな内容です。知ったかぶりはやめてください‼︎日本の初心者が犠牲になります!

    日本に限らず、クラッシック音楽は伝統的な芸術をアカデミックに勉強する学問です。

    記事の内容全てを否定するわけではありませんが、例えば、医学の内容を患者があたかも医療を知っているように書いているのと同じに見えます。

    これは日本だけのことではないです。むしろ海外(クラッシックの聖地特に欧州)では、クラッシック音楽を演奏するにあたり、細かな決め事を勉強してから弾きます。

    大学や大学院で勉強してもまだまだ足りないのが、クラッシック音楽の道です。先生に習ってるだけでは、音楽の根本的な知識は無いのです。音楽的理解なしに、弾いているだけなのです。

    それはそれで良いですが、あたかもピアノを知っているような、そしてその考えたが正しいかなような記事を出すのはおやめ下さい。

    音楽はもっも深いのです。音楽をファーストフードのようにしないでください。西洋に伝わる古典芸能、クラッシック音楽を愛するものとして、心からお願いいたします。

    クラッシック音楽会では、この格が守られてきています。ご自身がもっと深く勉強なさるまで、安易なあたかもピアノを知っているような記事を出さないでください。これを読んで、そうなんだと思った人がいると、安易なクラッシック音楽、間違った捉え方が世に広まります。考え直してください。よろしくお願いいたします。

    • 音葉 より:

      最後まで丁寧に読んでいただき、コメントまでいただきありがとうございます。
      これからも、気になることがあればコメントよろしくお願いします。

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