こんにちは、音葉です!
ところで、みなさんは普段どのようなクラッシック音楽を聴きますか?
クラッシック音楽といっても、交響曲や独奏曲、協奏曲などに分類することができます。
ピアノは、数ある楽器の中でも単独で弾いているイメージが一番大きいと思います。
例えば、モーツァルトのきらきら星変奏曲や、トルコ行進曲などは誰もが1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
しかし、ピアノとオーケストラのいろいろな音色が作り出す音楽も、最高に素晴らしいのです。
今回は、そんなピアノとオーケストラの傑作、ピアノ協奏曲についてみていきます。
・協奏曲ってなに?
・協奏曲のおすすめは?
・どんな作曲家が書いているの?
協奏曲ってなに?
一般的に、ソロで演奏されることが多い独奏楽器、ピアノやヴァイオリン、フルートなどと、オーケストラが一緒に演奏することをいいます。
ピアノ協奏曲は、ピアノコンチェルトとも呼ばれます。
英語での表記は、Piano Concerto。Concertoという言葉はイタリア語で、イタリアが中心となってクラッシック音楽を発展してきたことが由来となっています。
ピアノではない楽器だと、ヴァイオリン協奏曲、フルート協奏曲といったように呼ばれています。
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン協奏曲だと、メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲などの数々の名作があります。
モーツァルト フルートとハープのための協奏曲
例えば、協奏曲には、この曲の様にフルートとハープ、2つの楽器のために作られた協奏曲も存在します。
協奏曲の魅力1
オーケストラ単体で演奏する音楽は、協奏曲ではなく、交響曲と呼ばれています。
ベートーヴェン 交響曲6番 田園
「ベートーヴェン交響曲6番」などの言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
あの有名な始まり方の5番の運命や、日本では年末の恒例行事になっている9番の合唱付きなども、交響曲に分類されます。
先程紹介した協奏曲の動画を見ていただくと、ソロを演奏する楽器の1人が指揮者の横に立ったり座ったりして演奏していることが分かるかと思います。
その一方で、交響曲では、みんなが座って演奏しています。
そのように、1つの楽器がメインになって演奏しているのが協奏曲最大の魅力の1つです。
例えば、ヴァイオリンってどんな音色なのかな?と気になる方は、ヴァイオリン協奏曲があるコンサートに行くのもいいかもしれません!
私がよく行く交響楽団の定期公演は、毎回3〜4曲ほどの演奏の中の1つは必ず協奏曲が入っているので、毎回の楽しみの1つです。
協奏曲の魅力2
協奏曲には、そのソロの楽器の魅力が思う存分伝わる構成になっています。
1楽章から3楽章の3つの楽章で構成されることが多い協奏曲ですが、各楽章の終わり頃にカデンツァというものが用意されています。
全ての曲や全ての楽章にカデンツァがついているとは限りません。
なぜ用意されるという言葉を使ったかというと、全員が同じカデンツァを弾かないからです。
その協奏曲の作曲家が楽譜にカデンツァを残していますが、ほとんどのプロの奏者はそのカデンツァに少し変更を加えたり作曲をしたり、オリジナリティの溢れるカデンツァを作っています。
私は、協奏曲を聞くとこのカデンツァがとても楽しみで、同じ曲でもいろいろな方の演奏を聞くのが好きです。
協奏曲の作曲家
協奏曲は、なんだか特別感があって、普段聞かない名前の作曲家が多いのかなと思うかもしれません。
しかし、実際には、普段ピアノや他の楽器で触れている作曲家の協奏曲がほとんどです。
バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフ、ブラームスなど。
そして、例えばモーツァルトのピアノ協奏曲だと、モーツァルトのピアノソナタの雰囲気がそのまま協奏曲になったイメージです。
1音目から、協奏曲になってもやはりモーツァルトの世界観が溢れ出す。素敵です。
一度は聞いてみてほしい協奏曲
協奏曲の魅力を十分に分かっていただけたでしょうか?
それでは、ピアノに限らずいろいろな楽器の協奏曲をいくつか紹介したいと思います。
ヴィヴァルディ 四季 冬
このように、協奏曲は交響曲よりオーケストラの楽器の編成が小さいので、指揮者なしで演奏されることもあります。
バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲
協奏曲の中には、このように同じ楽器、または異なる2つの楽器が前に出て演奏することもあります。
ハイドン オーボエ協奏曲
この曲は、オーケストラの編成が長く、オーボエのソロまでに長いオーケストラの伴奏がありますが、なんとオーボエ奏者の方がオーボエを持ちながら指揮をするという!!
このオーボエ奏者の方は、世界的に指揮者としても有名なので成り立つ話ですね!
ハイドン チェロ協奏曲1番
プロコフィエフ ピアノ協奏曲3番
ピアノを習っている方や勉強されている方なら、必ず憧れるピアノ協奏曲。
ピアノは、一つの楽器だけで高い音から低い音まで、様々な音色で奏でることができます。
オーケストラの伴奏の代わりもすることができます。
そんなピアノがオーケストラと融合するとこんなにもかっこいいんだな!といつも思います!!
まとめ
今回は、協奏曲の魅力と、協奏曲と交響曲の違いについてみていきました。
最後には、協奏曲の魅力がたっぷりの曲をいくつか紹介しました。
そのなかから、みなさまのお気に入りの1曲が見つかるとうれしいです!
2協奏曲の魅力は、奏者によって異なるカデンツァ!
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