オーケストラスタディってなに?オーケストラの入団方法は?

コンサート

こんにちは!昨日、クラッシックのコンサートに行き、前から2列目という席で圧倒されてきた音葉です。今日は、そんなオーケストラに入るのに欠かせない、オーケストラスタディってなに?について書いていきます。

この記事は以下のお悩みを解決します!

みどみど

・オーケストラスタディってなに?

・どうやって練習するの?

・どうしたらオーケストラに入れるの?

オーケストラの種類

楽器をしている人なら、きっと一度は憧れたことがある、オーケストラの入団方法の説明をします。まず、オーケストラには2種類あります。プロフェッショナルとして活躍している、プロオーケストラと、アマチュアオーケストラがあります。では、2つの違いについて詳しくみていきましょう。

プロオーケストラ

現在日本には、約36のプロフェッショナルのオーケストラがあるといわれています。プロオケの収入は、1番低いところで200万、一般的には400~500万といわれています。その一方で、日本で1番給料がいいと言われているN響(NHK交響楽団)では最高収入1000万といわれています。余談ですが、指揮者は1回のコンサートで、団員の年収をもらうそうです。それだけの体力と能力、プレッシャーが必要ということですね。

アマチュアオーケストラ

一方でアマチュアのオーケストラでは、基本的に収入は発生しません。その代わり、練習の場所代や指揮者へのお礼を月2000円〜5000円ほど支払います。つまり、習い事の発展のようなものです。

ユースオーケストラ

ユースオーケストラも、収入が発生せず、お金を支払わなければならないのでアマチュアオーケストラの一部にいれさせていただきます。一つ違うのは、名前の通り、若い人、だいたい23歳〜25歳までに限られているということです。こちらのオーケストラは、音大やプロオケを目指すような学生や音大生が多くいるオーケストラになるので、レベルがとても高いことが多いです。

オーケストラにどうしたら入団できるの?

アマチュアオーケストラに入団するには、基本的にオーディションは必要ありません。しかし、ユースオーケストラには、プロオケと同じようにソナタや協奏曲の課題曲とオーケストラスタディの課題曲があります。

ここでは、いくつかの楽器のオーディション課題曲を紹介させていただきます。あくまでも、私はオーボエ以外はあまり詳しくないので、参考程度にお願いします。

ヴァイオリン

モーツァルト ヴァイオリン協奏曲3番、4番、5番いずれかの1楽章

オーケストラスタディ

ベートーヴェン 交響曲9番3楽章

シューマン 交響曲2番2楽章

ブラームス 交響曲3番1楽章(m 166〜215)

3楽章(m12〜40)

シュトラウス 交響詩ドン・ファン

フルート

モーツァルト フルート協奏曲ト長調の1楽章

オーケストラスタディ

ビゼー カルメン

ブラームス 交響曲2番1楽章

マーラー 交響曲9番1楽章

チャイコフスキー ロミオとジュリエット(m184〜215)

オーボエ

モーツァルト オーボエ協奏曲

オーケストラスタディ

ベートーヴェン交響曲3番 2楽章(m8〜16、m 36〜47)
3楽章(m7〜28、m210〜220)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲 2楽章 (m3〜32)

ハイドン 交響曲96番 3楽章

ラヴェル クープランの墓

チャイコフスキー 交響曲4番 2楽章(m1〜21)

オーケストラスタディって?

ところで、いつになったら本題のオーケストラスタディとは?がでてくるのと思ったところでしょうか。オーケストラの入団試験をみてみると、どの楽器でもオーケストラスタディが何曲も課題になっていますよね。ソロの協奏曲がどれだけ上手にできても、オーケストラスタディができなかったら、オーケストラには入団できません。なぜなら、オーケストラスタディは、どれだけオーケストラの曲が吹けるか、自分のパートが吹けるかを確認するためにあるからです。そのため、ソロがある箇所の抜粋が多いです。

どうやって練習するの?

オーケストラスタディを練習するのには、まずオーケストラの音源や実際にコンサートに行って、自分が吹かなければならないパートを確認しましょう。

私は、このようないくつもの抜粋されたオーケストラスタディが載っている本を使っています。オーボエだと、1番のおすすめは、ロズウェルという3冊あるシリーズです。

 

 

そして、YouTubeで、マスタークラスをみて、どこがポイントなのかを確認しながら練習します。

マスタークラス:公開レッスン形式で、先生が生徒にポイントを伝えるレッスン

あとは、何度も何度も間違えないように、楽譜通りに、吹けるように練習するのみです!

まとめ

今回は、オーケストラの入団方法や、オーディション、オーケストラスタディについてみていきました。全部の楽器のオーディションについて書けなかったのが、少し心残りですが、また機会があれば、書こうと思います。これからオーディションを受けようと思っている方や、受けられる方は、がんばってきてくださいね!応援しています。

この記事を書いた人

はじめまして、音のジャーニーを管理している音葉です。

突然ですが、私は、世界中のいろいろな音が好きです。

雨の音、お湯を沸かしている音、料理している音、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声など。一度気になると、寝ることや勉強をすることなんて忘れて、聞き入ってしまいます。

そんな様々な音の中でも、クラッシック音楽に一番の魅力を感じています。

特別な音楽教育を受けたりしていませんが、ピアノとオーボエをメインに、気になる楽器といろいろ浮気をしつつ、毎日楽しく音を楽しんでいます。

幸運にも、日本だけでなく、アメリカとカナダでの生活を経験をし、それぞれの国で異なった音楽教育を受けることができました。

欧米では、音楽の本当の楽しみ方を教えてもらい、偉大な作曲家や、クラッシック音楽が今までよりも身近に感じられるようになりました!!

大学生になった今も、趣味として音楽をずっと続けれていることにとても幸せを感じています。

このブログを立ち上げた理由はただ一つ、私はとてもおしゃべりさんなので、音楽に関することで調べたこと、学んだこと、いいなと思ったこと、いろいろシェアしたかったからです。

このブログを読んでくださる人の中に、もし私みたいにいろいろな音が好き!という方がいらっしゃいましたら、ぜひあなたの好きな音を私にもシェアしてください!!

たくさんの素敵な音に出会えることをお待ちしています♪

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