こんにちは!そしてお久しぶりです… 実は、先日から原因不明で左の人差し指が曲がらず、少しお休みさせていただいていました。今日、やっとの思いで整形に行ってきました。ピアノとオーボエをしていることを伝えた瞬間、「使いすぎ。」と言われてうれしいのか悲しいのか、なんともいえない思いの音葉です。
今日のトピックは、プレゼントしてもらってうれしいピアノ楽譜です。ピアノをしている人、音楽をしている人にプレゼントする時、楽譜をプレゼントしようと思ったことはありませんか?
この記事は以下のお悩みを解決します。
・ピアノの楽譜をプレゼントしたい
・音楽好きの人にサプライズしたい
・どんなピアノの楽譜をもらうとうれしいの?
音楽が好きな人へのサプライズ
サプライズする機会というのは、誰にもあると思います。お誕生日や、コンクールのお祝いなどで、音楽好きの妻/夫へ、子どもへ、生徒にサプライズのプレゼントをすることがありますよね。
お互いが同じ楽器をしていたり、音楽に詳しかったら、何をもらうとうれしいのかがわかるかもしれません。しかし、音楽がわからない人や、違う楽器の人が、音楽好きへ音楽に関連するプレゼントを渡すのは、ハードルが高いかもしれません。
私は、友達に、誕生日には音楽関連のものがほしいと言ったことがあります。その際、とっても悩んで、私が1番好きなショパンピアノ協奏曲1番のレコードをくれました。
ピアノの楽譜のプレゼント
私は、ピアノの楽譜が大好きです。なぜなら、自分が気になった音楽の楽譜はすぐ見れるようにして、やる気がたくさんあるうちに練習を始めたいからです。その結果、家には大量の楽譜があるのですが、それを見ると、本棚にある楽譜全部弾けるようにならなきゃと、練習に気合がはいります。
そのため、ピアノをがんばる方へのプレゼントに悩まれている方には、ぜひ楽譜をお勧めいたします。楽譜は何冊あっても困らないのです。なぜなら、版によって音符が違ったり、音符のサイズが違ったりするので、とても勉強になります。
例えば、原典版といわれる楽譜は、作曲家の意図に沿って研究された楽譜です。有名な出版社でいうと、ドイツのヘンレ社、ベーレンライター社、ウィーン原典版、ペータス版などがあります。この記事では詳しく触れませんが、大きな特徴として、楽譜がとてもシンプルなことです。
その反対で、校訂版といわれる楽譜は、自身も有名なピアニストであるような編集者が、強弱記号やどうして練習するといいかを付け加えてある楽譜です。
全音と言われる、全音楽譜出版社が出している青色の表紙の楽譜は、1度は見たことがあるのではないでしょうか。1つの特徴として、どのように解釈して弾くといいかの答えが書いてあることがあげられます。
音葉さんは、原典版と校訂版をどうやって使い分けているの?
私は、練習曲は、練習方法や解釈を勉強したいから校訂版を使っているよ。モーツァルトやベートーヴェン、ショパンなどのコンサートで弾く様な曲は原典版を使っているよ。
でも、モーツァルトやベートーヴェンも、原典版を初めから使っていたわけではないんだ。たくさん曲を弾いていくうちに、自分で強弱記号の書き込みができるようになって、原典版を使い始めたよ。
ピアノの楽譜のおすすめ
では、実際におすすめの楽譜に入っていきたいと思います。
ピアノを習い始めたばかりの方(バイエルやブルグミュラー25番を使っている方)
ピアノ名曲選A
こちらの楽譜は普段弾いているレベルと少し上の有名な曲がたくさん入ってあります。
例えば、バッハのメヌエット、シューマンの楽しい農夫、ベートーヴェンのエリーゼのためになどがあるので、お楽しみ曲として使っていただけるのではないでしょうか。
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ギロック はじめてのギロック/こどものためのアルバム
では次におすすめするのは、ギロックというアメリカの作曲家の楽譜です。ギロックの曲は、どれも爽快でタイトルもあり、とても弾きやすいです。
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ピアノ中級者の方 (ソナチネアルバム〜簡単なソナタ)
ピアノ名曲選B
先ほど紹介したシリーズです。
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チャイコフスキー 四季
こちらは、1年(12ヶ月)の1ヶ月に1曲ずつがある曲集です。チャイコフスキーは雑誌に載せるために毎月作曲していたそうなのですが、イヤイヤ書いていた月もあったそうです。その割には、全部クオリティーが高いので、難しいです。
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ブルグミュラー18番
ブルグミュラー25番は、ほとんどの方がレッスンで使うのですが、18番はあまりレッスンで使用することがありません。しかし、タイトルもついていて、とても素敵な曲が多いです。また、1曲ずつが2ページととても短いので、容易に取り組むことができます。
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湯山昭 お菓子の世界
こちらは、日本の作曲家の曲集です。タイトルの通り、ポップコーン、金平糖、柿の種など、いろいろなお菓子をモチーフにした曲がたくさん入ってあります。表紙はかわいいのですが、決して簡単な曲ではないので、難易度としてはぴったりか、少し上くらいで満足してもらえると思います。
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ピアノ上級者 (ソナタ数曲目〜ショパンエチュード)
このレベルになると、弾きたい曲はがんばれば弾けちゃいます。もちろん、人前で演奏するレベルにするのは大変ですが、お遊び程度なら大概弾けます。なので、満足してもらうためにも、先ほどお伝えしていた、原典版をお勧めします。
バッハ イタリア協奏曲
普段のレッスンで練習するバッハの曲はとても重いのですが、こちらの曲は1人で協奏曲(ピアノとオーケストラが一緒に演奏)をしてしまおうという明るくて忙しいけど、楽しいそんな曲です。
メンデルスゾーン ロンドカプリチオーソ
とても素敵な曲です。同じ作曲家の無言歌集は、レッスンでも使われることが多いので、発展としても喜んでもらえると思います。
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モーツァルト ピアノ協奏曲
このレベルに達すると、協奏曲に憧れます。モーツァルトのピアノ協奏曲は比較的、協奏曲の中でも演奏しやすいのでお勧めします。私は、モーツァルトのピアノ協奏曲19番と21番を演奏した経験があるのですが、どちらも大好きな曲です。
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ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番 皇帝
先ほどに引き続き、ピアノ協奏曲です。ベートーヴェンに憧れる人も多いのではないでしょうか。こちらの5番 皇帝は、難易度が高いと言われるベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でも、比較的弾きやすいと言われています。
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シューベルト ピアノソナタ16番
もし、あなたがプレゼントする相手が、のだめカンタービレのファンだったら、こちらの楽譜もお勧めします。喜んでくれること間違いなしですよ!
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まとめ
たくさんのおすすめの楽譜を紹介してきましたが、いかがでしたか?音楽のことがあまりわからない方が、音楽好きに楽譜をプレゼントするのは難しいことです。しかし、喜んでくれるその顔を思いながら、選んでくださいね。この記事が少しでも参考になればうれしいです。
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