こんにちは、音葉です。
人見知りの子どもを抱えている親御さんにとって、ピアノのレッスンのように先生と常に会話しなければならない習い事を始めるのは少し不安かもしれません。
もし、先生とお話ができなかったらどうしよう、もしレッスン室から逃げ出してしまったらどうしよう・・・
私は、反対にピアノのレッスンだからこそ、人見知りの子どもでも安心して預けられると思っています。
・人見知りとは?
・ピアノのレッスンで治せる?
・ピアノのレッスンの進め方
人見知りとは?
私は人見知り、私の子どもは人見知りする、とよく言いますよね。
実際は、どんなことが人見知りにつながるのでしょうか。
私は、例えば初対面の人と話す時に、お母さんの後ろに隠れてしまったり、すぐに緊張してしまったりすると、人見知りと感じます。
実は、小さな子どもが人見知りをしているのは、人間にもともと備わっている防衛反応の一つなんだそうです。
例えば、この人は危ないかも!危険かも!と予測して、会話ができなかったり、ついつい隠れてしまったりするそうです。
大人になっても、人見知りが続いている場合は、初対面の人と話した時に、嫌な思いをしたり、怖い思いをしたりした経験があるからだそう・・・
ちなみに、相手に興味を持って質問をしたり、相手からの評価を気にしなかったりすると、人見知りは少しづつなくなっていくそうです。
参考:https://www.uraraka-soudan.com/column/81
ピアノのレッスンが役立つ!
私は、人見知りだからこそ、ピアノのレッスンはより意味のあるものになると思います。
小さい頃に出会ったピアノの先生とは、かなり長い付き合いになることがほとんどです。
第二のお母さんのような存在です。
しかも、ピアノ教室では1対1のレッスンが基本になるので、家族以外の人と会話でき、また信頼関係を築き上げる大切な機会になります。
初めてのピアノの先生選びはとても大切です。
大手の音楽教室の先生か、個人の家などで教えているピアノの先生を選ぶかによっても雰囲気はとても変わってきます。
また、若い先生なのか、お母さんやお父さんと同じくらいの年齢の先生なのか、子育て経験のある先生なのか、最もあっている先生選びが必要となってきます。
人見知りを治すためには、相手に興味を持って質問をすることや、相手からの評価を気にしないこと、とありました。
ピアノを習い、上達しようと思うと、分からないことを積極に質問したり、ピアノのことに深く関心を持つことが大切です。
仮にとても変な質問をしてしまっても、それに対して怒ったりする先生はあまりいらっしゃらないと思いますが、体験レッスンなどで、それらの先生の性格も、見極めておけばいいと思います。
また、ピアノのことに関しては、何を聞いてもいいと思います。
せっかくなので、いろいろピアノのことを聞いて、コミュニケーションをする練習、そしてピアノへの知識を増やしてはいかがでしょうか。
ピアノの先生は、普段からいろいろな年齢の様々な過去を持った生徒と接しています。
毎日5人ほどレッスンをしている先生であれば、1週間で約30人ほど。
みんなそれぞれ違っているので、自分だけ変なことを言ったとしても、先生はきっと慣れていると思います。
大人の方であれば、先生について興味を持つのも一つです。
例えば、ピアノの先生になったきっかけ、ピアノを習い始めたきっかけなど。
自分の習う先生のことなので、いろいろ知っておく方がいいですよね。
また、先生に少しだけ自分のことを話すのもいいと思います。
一緒に一つの音楽を作り上げていく上で、お互いの性格や好きな曲、好きなことなどをシェアできる環境ができていればいいのではないでしょうか。
ピアノの先生の対応
引用:https://www.piano-k.net/article/kikaku_2009_qa_00043.html
親しくなるきっかけを失っているだけという可能性もあるので、「この記号の名前は何かな?」、「この音は何かな?」など、Yes/Noで答えられない質問を増やしてコミュニケーションをとっていくのはいかがでしょうか。
お子さんが先生に対して距離をとっていると、見守っている保護者の方は「せっかく先生が親しみやすく教えてくれているのに‥‥」とハラハラするかもしれません。
しかし、講師はピアノの音色を聞けば、お子さんが嫌がっているか楽しんでいるかをある程度把握することができます。
なので、親御さんから見てお子さんと先生の相性が合っていない、レッスンで必要な受け答えができずに先生が困っているというようなことがなければ、少しずつ心の扉が開くのを待つのがよいのではないでしょうか。
シャイな性格のためにスムーズにレッスンが進まないという場合は、指差しカードなどを用意してまずはイラストで受け答えをしていくのもいいかもしれませんね。個人的には、シャイな生徒さんを指導する時は半年~一年以上はあいさつが会釈だけでも、返事が頷くだけでも、真面目にレッスンを受けている様子が分かれば安心です。
無理に距離を縮めると却って信頼感を得られないと思うので、言葉のキャッチボールができるようボールを投げ続けつつ、弾いてくれる音でお子さんの変化を感じとるようにしています。
普段からいろいろな先生と接しているピアノの先生は、人見知りの子どもにも慣れています。
安心して任せられるのではないでしょうか。
まず、ピアノレッスンはおかあさんとは違う大人との一対一でのコミュニケーションなのです。
最近の学校は先生もお友達化していることも多く、そうでなくても、一対一で一定時間大人とコミュニケーションをとるのは子供にとっては結構試練だったりします。
でも、そのことはとても重要で、今後生きていくときに、例えば舞台に一人で立ってピアノを演奏するとか、受験で面接を受けるとか、大人になってプレゼンするとか、そういうことに繋がる第一歩なのです。とはいえ、まだ習い始めて半年ですので、少しづつ慣れていけば大丈夫です。
当教室では、そういう場合はお母様のレッスン見学を基本的にご遠慮いただきます。子供はお母様の前ではいいところを見て欲しくて、出来そうもないことを提示された時や、返事を求められたときに固まってしまい、自分らしさを閉じてしまいがちです。
(課題などは動画や直接お母様にもあとでお伝えしています)レッスンでは、自分で色々考えてもらうために、たくさん質問をしますが、初めは、はいかいいえ またはどちらでしょうか?など、選択制にして、答えやすくしてあげます。
そうこうしているうちに少しづつ話せるようになります。当教室では月に一度合同レッスンもしており、これは一番効果があります。子供たちは勝手に仲良くなり話し始めます。すると次第に私とも緊張せずに話せるようになります。
それでもあまり話すのが得意でない子もやはりいますが、中学になると、こちらが驚くほど変わり、学校の悩みやお家のことなどを話し始める子がほとんどです。
個人差はありますが、ちょっと人見知りでも、本人がレッスンを嫌がっていなければ、背中を押して先生にレッスンをお任せしてみてはいかがでしょうか?
レッスン後は、大人の先生と一人で会話してものを習ってきたことをたくさんほめてあげてくださいね!
まとめ
今回は、人見知りでもピアノのレッスンに通うことができるかどうか、またピアノのレッスンに通うと人見知りが治るかどうか、についてみていきました。
先生とのコミュニケーションを大事にし、ピアノへの興味を深めていくことで、少しづつ治すことができる
コメント