こんにちは、音葉です。
ピアノが上達するにつれて、必ず悩むことの一つに、手の大きさがあげられます。
私は、手がとても小さいので、もっと手が大きかったらこんな曲も弾きやすくなるのに、あんな曲にも手が届くのに・・・
なんていつも思っています。
反対に、手が大きい人は、大きいなりの悩みがあるそうです。
例えば、細かい音符がたくさんのパッセージが弾きにくかったり、オクターブの距離がわかりにくかったり。
今回は、そんな小さな手をできるだけピアノを弾きやすくする方法とその注意点について見ていきたいと思います。
最後には、私も驚いた手のストレッチの危険性についてもお話ししようと思います!
手の大きさより柔軟性
手の大きさは、骨格や生まれつきの影響が大きいです。
男性より女性のほうが、手が小さいことが多かったり。
そのように、手の大きさを変えることは難しいですが、ピアノを弾くのに大きな手は必要ないのです。
大切なのは、柔軟性のある手!
指と指の間が柔らかくて、よく開く手があれば、どれだけ手が小さくてもオクターブは届きます。
私は、父や他のピアノをしていない男性と手の大きさを比べると、かなり小さいです。
しかし、手を最大限に伸ばしてみて!というと、私のほうが開いた手の端から端までの長さが長いのです!!
ショパンも、手があまり大きくなかったけれど、すごく手が柔らかくてとても開いたと聞きます。
ショパンの曲は、オクターブの連打や、オクターブ以上の和音などがたくさん詰め込まれており、手の小さい人には届かない夢のような曲に思えますが、手が柔らかければ、全く弾けないことはないのでしょうか。
手を広げる方法
お風呂に入った後や、手を温かいお湯で温めてから、手のストレッチするのがおすすめです!
私は、親指と小指を机の端っこで精一杯に広げて、180度ぺったりつくようにしてから、親指と人差し指、中指といろいろな指でもチャレンジしています。
また、反対の手に手伝ってもらいながら指と指の間を開けたり、できるだけ手が開くように練習しています。
ピアノでもできるだけオクターブ連打の曲を弾いたり、オクターブでスケールを弾いたりと、できるだけよく開く柔軟性のある手でピアノをひくことに慣れるようにと努力していました。
しかし!!!
開く手になるストレッチはとにかく危険
私のピアノの先生は、とっても手が大きく、12度(ドからオクターブのソ)まで届きます。
反対に大きすぎるので、私と同じ運指ではとても弾きにくそうです笑
同じ曲を弾いているとは思えないくらい、手の動きが違います。
私は、もっと手が開くようになるようにストレッチをしていることを伝えると、なんと、今すぐするのをやめて!と言われました。
シューマンも、手が大きくなるように手のストレッチをたくさんして、手が大きくなる器具まで使っていたそうです。
しかし、それが原因で手をけがしてしまい、もうピアノが弾けなくなってしまったのです。
ピアノが上手に弾けるようになりたい一心で、せっかく努力をしていたのに、その努力がピアノを弾けなくしてしまうとは、なんとも悲しいですね。
それからは、ピアノが弾けないシューマンに変わって、奥さんのクララシューマンが代わりに作曲をしたそうです。
シューマンみたいになりたくなければ、もうできるだけ手を開ける努力はやめて、と怒られてしまいました・・・
みなさんも、やりすぎには注意をしてくださいね!
まとめ
- ピアノを弾くためには、大きい手ではなく、よく開く柔軟性のある手が必要!
- お風呂に入った後や手を温めてから、手を広げるストレッチをする
- 手を痛める可能性があるので、オクターブは届くのであればこれ以上手を広げようと努力しすぎない!
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