こんにちは、音葉です。
ピアノを習い始めてから憧れたり、習うきっかけにもなるショパンの曲。
ショパンを弾きたいと思ったら、まずはワルツからチャレンジすると思うので、ショパンワルツの難易度、そして弾き方についてみていきたいと思います。
ショパンのワルツとは?
ショパンと聞くと、ピアノ協奏曲やバラード、スケルツォ、幻想ポロネーズ、幻想即興曲など、スケールが比較的大きい作品を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、ワルツやノクターン、プレリュード、ポロネーズなどの中には、2分以内に終わるような短い曲もたくさんあるのです。
初めて、10ページもあるような曲に取り組むのはハードルが高いですが、1ページで終わるワルツ、2ページで終わるワルツもあるので、それらであれば、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。
ワルツとは?
ワルツは3/4拍子でかかれた、1拍目にアクセントがくる踊りの曲です。
もともとワルツは、同じく3拍子のレントラーと同じように踊られていましたが、それが少しずつレントラーとは違う形に変化していきました。
ワルツが室内で踊られるようになったり、滑りやすい床で踊ることになったりしたことで、ワルツが滑らせるステップになり、テンポもどんどん早くなっていったことがきっかけです。
ワルツは主に3種類あります。
19世紀はじめ頃に踊られた
ウィンナワルツ
フランスワルツ
そして、少し後の時代に流行った
ロシアワルツ
ショパンのワルツ
ショパンのワルツは、基本のワルツの形、3/4拍子で書かれていますが、踊るためのものではなく、芸術的な作品として作られたと言われています。
ワルツ1番Op18の華麗なる大円舞曲は、ワルツを踊ることもできると考えられていますが、他の作品はあまり踊るために作曲されていないことが特徴です。
しかし、ピアノで弾く時は、実際に踊らないとしても、ワルツを踊れるような雰囲気で弾くといいのではないでしょうか。
ショパンワルツ難易度順
下に行くほど難易度が高くなっています。
自分の持っているテクニック、得意不得意によって体感の難易度が異なってくるので、これが正しいというわけではありませんが、少しでも参考になればいいなと思います。
19番と18番、10番が取り組みやすく、2番、5番、1番が難しい、というのはよく言われています。
その他は、少し上下があってもだいたい難易度が大幅に変わるということはないのではないでしょうか。どの曲も、ショパンなので、丁寧に美しく弾こうとすると難しいです。
つまり、上の6曲を省くならば、曲を聴いてみて、いいなと思う曲を練習するのが1番だと思います!
ワルツ19番 イ短調
1番ワルツの中、いやショパンの曲の中で1番取り組みやすい曲だと思います。私自身も、初めて弾いたショパンの曲はこのワルツでした。
ワルツ18番 変ホ長調
なんと1ページしかない曲です。
しかし、思う存分ショパンの雰囲気を味わえて、とてもきれいな曲で、私は好きです。
別名ソステヌートワルツと呼ばれています。
ワルツ10番 ロ短調 Op.69-2
ワルツ16番 変イ長調
ワルツ12番 ヘ短調 Op.70-2
ワルツ9番 変イ長調 Op.69-1
ワルツ7番 嬰ハ短調 Op.64-2
ワルツ3番 イ短調 Op.34-2
ワルツ6番 変ニ長調 Op.64-1
ワルツ15番 ホ長調
ワルツ14番 ホ短調
ワルツ17番 変ホ長調
ワルツ4番 ヘ長調 Op.34-3
ワルツ13番 変ニ長調 Op.70-3
ワルツ8番 変イ長調 Op.64-3
ワルツ11番 変ト長調 Op.70-1
ワルツ1番 変ホ長調 Op.18
ワルツ5番 変イ長調 Op.42
ワルツ2番 変イ長調 Op.34-1
遺作とは
ショパンのワルツは、1番から8番が生前に出版された作品、
9番から13番が死後に出版された作品、
14番以降は作品番号がない作品です。
まとめ
今回は、ショパンのワルツと難易度についてみていきました。
ショパンをこれから弾いてみたい!もう少し難しいワルツにチャレンジしたい!という方の参考になれば嬉しいです。
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