こんにちは、音葉です。
今回のタイトルは、初見演奏の練習をする際のおすすめの曲ですが、
そもそも初見演奏は何のために必要なのでしょうか?
もちろん、試験の中にあるから練習しないといけない、という方もいらっしゃるとは思います。
私は、初見練習は、普段の譜読みを速くするのに効果的だと思っています!
今回は、そんなトピックについてみていきます。
・ピアノの初見演奏ってどんなことをするの?
・どんな力が身に付く?
・何に役立つ?
初見演奏とは?
初見演奏と聞いて、あまり何のことかわからない方もいらっしゃるかと思います。
コトバンクによると、初見演奏とは、
引用:https://kotobank.jp/word/%E5%88%9D%E8%A6%8B-80313
正直に言うと、たぶん誰にでも簡単に初見演奏ができるわけではないと思います。
ある程度のピアノの経験があり、音符もすぐ読める、そんな力は最低限必要だと思います。
しかし、初見演奏の練習から、学べる力もたくさんあります。
プロの音楽家になるためには、瞬時に楽譜を読み取り、演奏する、この初見演奏の技術が試されたりもするようです。
初見演奏のメリットとは?
初見演奏が得意、ということは、楽譜を読むスピードがとても速くなり、普段から譜読みが速くできるようになります。
完璧に弾けなくとも、弾きたい曲があっという間に弾けるようになります。
また、一曲にかける時間が短くなるので、短期間でたくさんの曲に触れることができます。
少し話はずれますが、短期間にできるだけ多くの曲に触れるのが、ピアノの上達の鍵だそうですよ♫
ピアノは、あまりアンサンブルの機会がありませんが、友達と一緒に連弾をしよう!二台ピアノをしよう!となった時に、その場ですぐ合わせて弾くことができます。
また、ちょっと伴奏してよ!と言われた時にも役立つスキルの一つですね!
私は、最近は落ち着いた曲よりも激しい曲を練習していることが多く、山の中の小屋にあったピアノで、ちょっと何か弾いてよと言われたことがあります。
まさか、山の中で激しい曲を弾くわけにもいかないので、落ち着いた曲を初見で弾いたことがあります。
全然上手に弾けませんでしたが笑、それでも普段から練習している初見演奏が役に立ったなと感じました。
このように、いざという時にも役立つ初見演奏ですが、どのように練習していくのでしょうか?
初見演奏の練習方法とは?
短い曲から
まずは、普段弾いている曲よりも、少し短めの曲から始めるといいと思います。
例えば、普段は2ページの曲を弾いている方だったら、半ページ。
普段は4ページの曲を弾いている方だったら、1ページくらいから始めるといいのではないでしょうか?
そして、慣れたら、どんどん量を増やしていき、2ページ、4ページへと増やしていけるといいと思います。
少しレベル低めから
どうせ短いページだし!と思っても、いきなりレベルは上げないでくださいね。
まずは、初見演奏が苦手にならないことが1番の目標です。
初見演奏って楽しいね!もっとやりたい!そのくらいでとめておくのが1番です。
ブラインドタッチができるようになる
初見演奏に少しずつなれてきたら、必ずブラインドタッチができるようになりましょう!
鍵盤を見て、楽譜を見て、と交互に見てると、時間がもったいないです。
それに、これからもっと音符が小さくてややこしい楽譜になってきた時に、楽譜のどこを見ていたのか見失うことにも繋がります。
そのため、鍵盤を見なくても弾ける、ブラインドタッチが大切になってきます。
運指
運指が書いてある楽譜もあれば、ない楽譜もあります。
どちらにも共通して言えることなのですが、運指はだいたい規則性があります。
普段の練習の時から、必ず正しい運指で弾く癖をつけておきましょう。
すると、運指を見なくても勝手に音符を見ただけで、正しい運指で弾くことができます。
少し前を見る
初見演奏をするときは、今弾いている小節より、少し前を見て弾きます。
一小節ごとに、次は何の音かな?としていると、一回一回止まることになります。
すると、人前で弾ける状況ではなくなるので・・・
止まらなくてもいいように、次の小節、その次くらいまでを見ながら弾くとスムーズに曲として聞こえます。
実際に練習してみよう!
私は、毎日初見の練習をする必要はないと思っています。
あまり負担にならないように、1週間に1度程度は、初見演奏の練習をする時間があれば、少しづつ譜読みのスキルも同時に伸ばしていけると思います。
クラッシックならどんな曲でもいいのですが、私は、本棚から適当に楽譜を1冊引っ張り出して、適当にひらけたその1ページを初見で弾くことが多いです。
おすすめのは、自分のレベルより1つ下くらい。
ブルグミュラー25の練習曲
この曲集をせずに、ソナチネアルバムを弾いている方などにおすすめです。
特に、この楽譜は和音記号やコードネームがついてあるので、のちのち楽典やコードの勉強などにも使うことができるのでおすすめです!
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ブルグミュラー18の練習曲
この曲集は、25からは少しレベルが上がるので、25が簡単になってきた人におすすめです。
普段ソナタを弾かれている方くらいかな?
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メンデルスゾーン 無言歌集
以前、よく初見練習として使っていました!
きれいな曲が多いので、初見演奏で弾いてしまうのはもったいないなぁと思いつつ・・・
ページ数が多い曲もあるので、数日に分けながら弾くのもおすすめです!
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ショパン マズルカ
私が最近の初見練習に使っている楽譜です。
マズルカは独特なリズムなので、初見演奏にはどうかな?とも思ったのですが、ショパンが弾きたかったので笑
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これらの楽譜以外にも、チャイコフスキーの四季や、ソナチネやソナタなど。
初見練習用の楽譜、なども販売されていますが、試験などがない場合は、わざわざ初見演奏の練習のために買わなくても、お家にある楽譜や、これから弾いてみたいと思っている曲集など。
自分の弾きたいな!と思える曲なら、なんでもとっておきの教材になるかと思います!
まとめ
今回は、譜読み力もUPさせるために、初見演奏の練習をおすすめさせていただきました。
もちろん、初見演奏は簡単ではありませんが、楽しみながら練習していると、気がつけば譜読みが速くなっていたり、気がつけば1ヶ月に30曲くらい弾いていたり笑
いいことばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♫
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