こんにちは、音葉です!
ピアノで演奏するクラッシック音楽は、バロックや古典、ロマン派などに分けられていますよね。
バレエも、同じようにロマンティックバレエ、クラッシックバレエなど分かれているんです。
ピアノの作品でも有名な作曲家、チャイコフスキーやプロコフィエフなどがバレエ音楽も手がけており、ピアノとバレエはとても深い関係があるといえます。
その中でも、今回は、ロマンティックバレエの代表作品、ジゼルについてみていきます。
・ロマンティックバレエって何が違うの?
・ジゼルってどんなお話?
・他にはどんな登場人物がいるの?
ロマンティックバレエとは?
1830年から1850年代に成立したバレエです。
ルイ14世のバレエの功績によって、フランスのバレエが大きく発展し、それが後にロマンティックバレエとなりました。
フランス革命後のロマン主義や、フランス音楽、美術などを参考に作られたバレエです。
この世のものではない妖精を主人公とし、森の中で、青白い月光に照らされて踊られるものが典型
また、身分の違う恋が題材になっている作品も多く、幻想的な作品から、異国風の作品までさまざまです。
ロマンティックバレエの大きな特徴は、その衣装にあります。
誰もが知っている作品、くるみ割り人形、白鳥の湖、眠れる森の美女などは、クラシックバレエに分類されます。
バレエの衣装と聞いて思い浮かべる、とても丈が短い衣装は、クラッシックチュチュと呼ばれており、クラッシックバレエで使用されていました。
その反面、ロマンティックバレエでは、ふわふわとした丈の長い優雅な衣装、ロマンティックチュチュが使われています。
ジゼルってどんな作品?
では、そろそろ本題のジゼルの作品についてみていきます。
ジゼルは、先ほど紹介したロマンティックバレエを代表する1つの作品です。
時間がない方のためにも、3分でわかるジゼルのストーリーのYouTubeを掲載しました。
これからは、もう少し深くみていきますね!
1幕
主人公のジゼルは、心臓が弱いが踊りが好きな女の子。
母親からは、身体が弱いため、あまり踊らないようにと言われています。
アルブレヒトは、婚約者がいる貴族ですが、その身分を隠し、ロイスという名前でジゼルに近づきます。
そして2人は恋に落ちてしまいました。
ジゼルと同じ村には、ヒラリオンという青年がいました。
彼は、ジゼルに恋をしていたので、アルブレヒトが気に入りません。
ある日、アルブレヒトがジゼルに会う前に、小屋に貴族の衣装や剣を隠しているのを、ヒラリオンが見てしまいました。
そして、ヒラリオンは、心臓の弱いジゼルの前に、アルブレヒトとその婚約者を連れていき、身分を隠していたことや、婚約者がいたことを明かしてしまいます。
言い逃れができなくなってしまったアルブレヒトは、婚約者の手にキスをします。
それを見たジゼルは、気が動転して錯乱し、母親の腕の中で息絶えてしまいます。
2幕
2幕は、ジゼルが亡くなってしまい、森の沼のほとりの墓場のシーンから始まります。
その場所は、結婚前に亡くなった精霊、ウィリーたちが集まる場所でした。
ウィリーたちは、墓場から抜け出して、、通りかかった若い男性が死ぬまで一緒に踊りつづけていました。
その伝説の通り、ジゼルも結婚前に亡くなってしまったので、ウィリーの仲間になります。
ある日、ジゼルの墓に許してもらおうときたヒラリオンは、ウィリーたちに囲まれて、一緒に踊ることになりました。
また、アルブレヒトも深夜にジゼルの墓を訪れ、亡霊になったジゼルと再会します。
その時、ヒラリオンは、命乞いしますが、ウィリーの女王に突き放され、死の沼に突き落とされてしまいます。
アルブレヒトもウィリーたちに捕まってしまいましたが、ジゼルが懸命にアルブレヒトを守りました。
すると、朝の鐘が鳴り響き、ウィリー達は地下へ戻っていきました。
ジゼルは朝の光を浴び、アルブレヒトに永遠の別れを告げて消えていきました。
有名な踊り
ジゼルの作品は、とても有名ですが、その中でも、よく単体で踊られる、有名な踊りがあります。
ジゼルのヴァリエーション
ジゼルは身体が弱いということもあり、ジャンプなどの技がたくさんあるわけではありません。
しかし、一つ一つの動きがとっても丁寧で、見とれてしまいますよね!
実は、私は、この踊りを近い将来、踊るのが夢なんです!
ペザントのヴァリエーション
ジゼルとは対照的に、収穫祭のお祝いを盛大にしている時の踊りです。
とっても元気いっぱいな踊りですよね!!
まとめ
今回は、バレエ作品の中からジゼルについてお話ししていきました。
ピアノと密接に関係しているバレエ作品ですが、バレエ作品を観たり、知ったりすることで、ピアノの音のイメージ作りにも役立つと思います。
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